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高森明勅
2017.6.20 04:08

加計学園「新文書」

6月19日のNHK「クローズアップ現代」が爆弾投下。

安倍首相が「お詫び(開き直り?)」会見をした直後に、
加計学園の獣医学部新設を巡る新たな文書を公表した。

安倍首相の不適切な関与を強く示唆する内容。

具体的には、昨年の10月21日に、
萩生田官房副長官が文科省の局長と会った時の発言をまとめたメモ
(10、21萩生田副長官ご発言概要)。
この文書は、
文科省の少なくとも3つの部署の約10人が
共有していたという。
まだ獣医学部の新設自体さえ決まっていない段階。
しかし、
すでにその時点で「加計学園」の名前が挙がっていた。
どころか、
開学の時期まで「平成30年4月」と区切って、
文科省に早く進めるように迫る発言をしていた。

「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた。
工期は24ヶ月でやる。今年11月には方針を決めたい
とのことだった。
官邸は絶対やると言っている」と。

文書では、萩生田氏が加計学園の事務局長を
文科省の課長に会いに行かせると
発言したと書いてあり、
実際に6日後、それが実現していた。

信憑性は極めて高い。

この番組には、文科省の現役の官僚も複数、登場。
取材に応じて「政治的に事が進めら
れる可能性が高い案件
という認識を持っていた」
押し切ったというところはやっぱりあるんじゃないか」
等と証言している。

安倍首相は会見で
「国会の開会・閉会にかかわらず政府としては
今後ともわかりやすく説明していく
」と啖呵を切っていた。

20日には、松野文科大臣も同文書の存在を認めた。

もはや閉会中審査は避けられないはずだ。

これで逃げたら、あの会見が猿(以下)芝居だったと
自ら宣言したに等しい。

国民の不信感は更に深まるだろう。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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