ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2017.6.21 02:41日々の出来事

AKB48グループの堕落革命を支持しない


大島優子AKB48選抜総選挙のメンバーの結婚宣言を

見て、「何でもありか」と怒って、これが私の気持ちと

言って、ファックの帽子を見せた。

それで芸能界からも非難轟々、優子が謝罪に追い込まれた。

優子の何が悪いのか、さっぱり分からない。

 

優子の動画を見て、「ファンの票は愛だ」と言った優子の

プロの覚悟が今も残っているのかと、わしは感心した。

 

恋愛してはダメとか、結婚宣言してはダメとか、誰も

言ってない。

ファンを騙してカネを使わせるのは止めろと言ってる

だけだ。

ファンがカネを使う前に、恋愛宣言、結婚宣言をしてお

けば、何の問題もないだろう。

ただしその場合、あの順位はなかったと思うが。

 

処女宣言までして、総選挙の直前までファンを煽って

カネを使わせたメンバーが、すでにメロメロの恋愛に

浸っていたのを週刊文春に撮られていた。

本人がそれを知って、先手を打って結婚宣言しただけ

じゃないか。

スキャンダルを逆手に取って有名になるというのは、

指原莉乃が作ったAKBの一つの流れだ。

 

それに異を唱えた高橋朱里岡田奈々のスピーチを、

優子をバッシングしている連中は聞いたのだろうか?

AKBグループにある「努力は必ず報われる」という

高橋みなみの伝統を、不屈の精神で貫いた荻野由佳

スピーチを聞いたのだろうか?

 

スキャンダルを邪道だと退ける高橋、岡田、荻野らの

精神こそを称えるべきなのに、破壊衝動と価値紊乱を

好む者たちが、大島優子をバッシングしていた。

 

王道が廃れ、邪道がまかり通る、それがAKBなのか?

スキャンダルが好きなら、来年は妊娠宣言をすればいい。

「実は私、こっそり恋愛していて、妊娠しました――!」

「おめでと―――――!」

「でも堕胎して、別れて、別の男と再婚したの―――!」

「おめでと―――――!」

「しかも不倫の末の略奪愛よ―――――!」

「おめでと―――――!」

確かに革命だな。堕落革命だ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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