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高森明勅
2017.6.22 22:00

政府の嘘

政府は嘘を吐いてはいけない。

言う迄もなく、国民が政府を信用しなくなるからだ。

国民が政府を信用しなくなると、
政策全般の実効性に
深刻なマイナスの影響を及ぼす。
ばかりか、
公的秩序への信頼感も毀損しかねない。
政府の嘘は、
道徳的な意味だけでなく、実利的にも巨大な悪。

だから従来、ありのままに公表できない内容は、
“霞が関文学”
的に誤魔化して来た。

「調査はしたが、文書の存在は確認できなかった」とか。

これは「存在を確認できない範囲でしか調査をしなかった」
ということ。
でも「存在しない」とは言い切っていない。
ギリギリ嘘は吐いていないのだ。
勿論、限り無くそれに近い表現。
そうであっても、全くの嘘は極力、避ける。
それが(
政治家ではない)官僚のプライドであり、モラルだったはず。

しかし、加計学園を巡る問題では、遂にそのプライドもモラルも、
かなぐり捨てたように見える。

首相が平然と嘘を吐く。

そうすると、内閣官房長官以下、
皆、
見え透いた嘘を吐き続けるしかなくなる。

行政の実務を担う官僚らも同じ。

嘘を吐きたくない人らも、それを強要される。

そんな光景は見たくない。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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