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高森明勅
2017.7.3 08:00

秋葉原

7月2日の東京都議会選挙。

自民党が予想を上回る歴史的惨敗。

一方、
小池都知事率いる都民ファーストは
50人の候補者のうち49人を
当選させて、
議会第1党に(プラス追加公認も)。

これは、東京の有権者の安倍政権そのものへの
拒絶表明以外の何ものでもあ
るまい。

投開票日前日の1日、安倍氏が秋葉原(!)で、
この選挙で最初で最後、ただ1回限りの街頭演説を行った。
その事自体、かなり異例。
事前に、私の身近な人物から「
秋葉原に行って安倍を野次ります」
という連絡があった。
普段はそのような事をする人物ではない。
よほど腹に据えかねたのだろう
実際には事情があってその場には行けなかったらしいが)。

当日、安倍氏の演説は「安倍帰れ!」「安倍辞めろ!」コールに
かき消されて、ほとんど聞こえないくらい。
予め集まっていた人達の他に、その場でコールに加わった人も、
結構いたようだ。

ところが、安倍氏は街宣カーの上からそれらの人々を指差し、
声を荒らげて非難した。

自分が何の為にその場にいるのか。

自民党の総裁として、自党の都議選候補者を「応援」
する為に
そこに来ている。
その事実すらすっかり忘れていたのか。

政治家として余りにも未
熟な振る舞い。

隣に立っていた若い女性の候補者が
困惑の表情を浮かべたのも無理
はない。

周囲の群衆の中には、森友学園の籠池夫妻も
百万円の札束を持って、紛れていた。
現在の安倍氏を巡る状況を如実に映し出しているかのような
秋葉原
の情景だった。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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