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高森明勅
2017.7.19 22:00

改革という災厄

改革というマジックワードがある。

構造改革、規制改革、働き方改革等々。

それらは全て、十分な根拠も示されないまま、善とされる。

逆にその障害となる存在は「岩盤」規制であり、
抵抗」勢力と“印象操作”されてしまう。

しかし、改革なるものの実態は、既に“時代遅れ”となった
1時代前のアメリカ流新自由主義であり、
市場原理主義であり、
グローバリズムに他ならない。

それらを推進すればするほど、中間層は没落し、
格差は拡大し、
社会は劣化する。

そうすると、どうなるか。

政治や経済について情報を集め、理性的に分析する余力を持たず、
ひたすら現状に不満を抱えた人々が増大する。

彼らは不平不満を鬱積させ、
現状を忍耐強く改善する
複雑な手順について、
丁寧に耳を傾ける知的キャパシティを、
しばしば失っている。

だから、「改革によって現状を打破する!」

無責任に訴える指導者を盲目的に支持しがちだ。

その結果、事態はより悪化し、不満を抱えた人々が更に増大し…
という悪循環が繰り返される。

それにどこかでピリオドを打つ必要があるのではないか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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