ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2017.7.24 22:00

国際協調主義

篠田英朗氏の近刊『ほんとうの憲法ー戦後日本憲法学批判』から、
もう少し引用を。

「憲法9条よりも…『前文』の国際協調主義のほうが、
日本国憲法の考え方を特徴づけていると言ってよい。
日本の憲法学では、憲法9条を必要以上にロマン主義的に捉え、
世界でも類例のない画期的な規定であると説明するのが普通である
…しかし…
本当の憲法9条は最初から国際協調主義的なものだった」

憲法9条を読んでまず気づくべきなのは
正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求』するという、
すでに前文で表明された『目的』に近づいていこうとする過程
において、
手段として定められたのが憲法9条だ、ということだ。
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使』の放棄、
『陸海空軍その他の戦力』の不保持、『国の交戦権』の否定、などは
全て、国際平和を達成するための手段として、
導入されるものだ」

前文で表明されている目的にしたがって9条を読むならば、
国際法で合法とされる(個別的・集団的)自衛権と集団安全保障を、
9条1項があえて違憲とするはずはないことがわかってくる。
そして2項で禁止されている『戦力』(war potential )は、
1項が禁止した『戦争』
を行うための手段を指していると
解すべきである」

日本国憲法で言えば、11条で不可侵性が定められている
基本的人権や憲法が絶対保障す
る13条の幸福追求権が、
自衛権行使が必要になる場面を、
憲法において正当化するだろう。
必要な手段を行使して11条と13条で保障されている権利の保障
のために政府は努力するべきであり、時には非軍事的手段で、やむを
得ない場合には武器を使用してでも、
保障する努力を怠るべきでは
ない」

「9条が導入されたのは、日本が二度と侵略行為を繰り返さない
ためである。
自衛権という国際法で別途定められている権利を放棄させる意図に
もとづいて、9条が作られたわけではない」

「9条は、前文以外で、『日本国民』が主語になっている唯一の条文
である。
…前文に近い形で、憲法の精神を表現している宣言だと解釈するのは、
妥当である」

現代世界の国際法は、(国連)憲章2条4項(武力行使の一般的
違法化)を、2つの例外(個別的・
集団的自衛権と集団安全保障)
と組み合わせて運用することが、
最も理にかなった秩序維持の方法
だという理解をとっている…。
自衛権を全く行使しない空間が存在しては、そこは国際秩序維持機能
のブラックホールとなる。
特別な国際保障をとるのでなければ、かえって国際秩序の障害である。
日本の場合、
在日米軍と組みあわせた特殊な安全保障体制を持って
いる。
それは憲法の国際協調主義に根差した仕組みである」

もし自衛隊が武力行使をする機会があったとして、それが
国連憲章51条に該当する自衛権の発動であるか、
国連安全保障理事会決議な裏付けを持つ要請にしたがった
行為であ
るならば、(憲法)9条1項違反となることはありえない」

常に国際法に合致する形でのみ武力行使を行い、
決して国権の発動としての戦力を行うことがない組織としての
自衛
隊は、9条2項が言う『戦力』…には該当せず、合憲である」

もしも9条3項を創設して自衛隊の合憲性を明確化するのであれば
簡易に次のような規定だけ入れればいい。
『前2項の規定は、
本条の目的にそった軍隊を含む組織の活動を
禁止しない。』」

首尾一貫した明快な論理だ。

ここで問われるべきは、
国際協調主義」「正義と秩序を基調とする国際平和」
なるものの内実だ。
______________________________________________________

「9条に自衛隊って本気か!?

平成29年8月6日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

「第65回・ゴー宣道場」のテーマは
9条に自衛隊って本気か!?』とする。

ゲストは法哲学者の井上達夫氏と、

民進党憲法調査会の会長・枝野幸男議員である。

 

安倍首相は今年の秋までに憲法改正案を憲法調査会に
提出
するそうである。

ものすごく急いでいるが、「本気か!?」

 

しかもその改正案が、憲法9条の1項・2項をそのまま残し、

2項か3項に自衛隊の存在を明記するらしい。

あり得ないと思うが、「本気か!?」

 

「ゴー宣道場」では、憲法改正について、どのように
考える
べきなのか?

日本の安保体制はどうあるべきなのか?

「安倍一強体制」の問題点と、これを崩すために何が必要か?

などについて、徹底的に議論したい。

 

9条削除論」を唱えるリベラルの権威・井上達夫氏と、

民進党の中で最もロジカルな枝野議員を迎えて、

86日の「ゴー宣道場」は無駄のない本物の議論を行なう。

 

参加申し込みの締め切りは726日(水曜)である。

奮って応募してくれ!


当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

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お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

・迷惑メール対策サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている
・着信拒否サービスを利用していて、「ゴー宣道場」からのメールが着信拒否の対象となっている
・ドメイン指定受信を利用していて、「gosen-dojo.com」のドメインが指定されていない
・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

 道場参加申し込みフォーム

応募〆切 は 平成29年7/26(水) です。

当選通知の送付は、応募〆切後になりますので、しばらくお待ち下さい絵文字:よろしくお願いします

皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


ゴー宣道場2017/04/29 16:34:48


「公の為に~生前退位と共謀罪~」

平成29年6月11日(日)午後2時 から
『人事労務会館』 にて開催します。

「人事労務会館」
(住所:東京都品川区大崎2-4-3 )は、
JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線
『大崎駅』 の 北改札口 を出て左へ、
「西口」 側の左階段を降りて、徒歩3分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

人事労務会館のHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

6月11日開催「ゴー宣道場」
『公の為に~生前退位と共謀罪~』と題して
テレビではできない深い議論を行なう。
ゲストに民進党馬淵澄夫議員山尾志桜里議員
迎えて開催する。

世間ではいまだに民進党を馬鹿にしておけばいいとしか
思ってない短絡脳の者ばかりだが、安倍政権・自民党の
知性ゼロの政治家群に比べて、民進党には良質な政治家が
着実に地力をつけてきている。

特に「生前退位」と「共謀罪」に関しては、自民党との
差が歴然としているので、馬淵・山尾両議員との議論は、
「公の為に」戦う者の気概を見せてくれるだろう。

応募の締め切りは5月31日(水曜)だ。
熱く、熱く、語り合おう!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


参加ご希望の方は、このweb上の申し込みフォームから申し込み可能です
絵文字:重要絵文字:パソコン

上 ↑ のメニュー「道場参加申し込み」もしくは下 ↓ の申し込みフォームバナー(画像)
クリックして、申し込みページにお進み下さい絵文字:よろしくお願いします
入力必須項目にご記入の上、お申し込み下さい絵文字:重要絵文字:メール

申し込みフォーム

お申し込み後、記入されたメールアドレス宛に「申し込み確認メール」が届きますので、
ご記入内容に間違いがないか、よくご確認下さい。

※「申し込み確認メール」が届かない方は、以下のような原因が考えられます。

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・セキュリティソフトやメールソフトで迷惑メール対策をしていて、 「ゴー宣道場」からのメールが迷惑メールと判定されている

reply@gosen-dojo.com」からのメールを受信できるよう再設定をお願い致します。

「申し込み確認メール」が届かない場合、当選メールも届かない可能性がありますので、
ご注意ください絵文字:重要


申し込み〆切後、当選された方にのみ「当選メール」を送らせて頂きます。

当選された方は、道場当日、
その「当選メール」をプリントアウトの上、会場までご持参下さい。
プリントアウトができない方は、当選メールの受信が確認できるもの
(携帯電話、タブレット等)をお持ちの上、ご来場ください。

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高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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第94回

第94回 令和2年 12/6 SUN
14:00

テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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