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高森明勅
2017.7.26 22:00

官邸の幽霊

一昨日の4月2日、愛媛県今治市の企画課長と課長補佐らが、
胸を躍らせて首相官邸を訪れた。

要件は「獣医師養成系大学の設置」を巡って。

そこで安倍首相の代理として柳瀬唯夫首相秘書官に会った。
柳瀬氏いわく、「希望に沿えるような方向で進んでいます」と。

面会後、地元は大盛り上がり。

「絶対に誘致できる」
さすが加計さんだ、首相とも話ができるんだ」と。

官邸に来てくれ」と言われて、
首相秘書官が太鼓判を押してくれれば、
誰でも「加計ありき」
で事が進むと確信するはず。

安倍首相が力を発揮してくれるに違いない、と。

現に、事態はそのように進んだ。

なのに今になって、官邸の記録では誰に会ったか確認出来ない。
柳瀬氏本人も「
記憶にない」「記憶による限り会っていない」と
言い出す始末(“
記憶にない”と“記憶による限り会っていない”では、
かなり違うが)。

こんな杜撰な記録管理をやっている市役所なんてあるだろうか。
又ここまで物忘れの酷い市役所の役人がいるだろうか。
国政の中枢を担うはずの首相官邸は、どんな市役所よりレベルが
低いのか。

普通の社会人ならそんな事はあり得ないと考える。

よほど後ろ暗い事情があるに違いない」
察するはずだ。
少なくとも「誠実で丁寧な説明」

つるつもりは端からない、と分かる。

それとも今治市の課長さん達は官邸で幽霊と会ったのか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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