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切通理作
2017.8.16 05:53

あなたはいったい、どこの国の首相なんですか

       小林さんのライジング読みました。

 核廃絶は現実的に不可能だったとしても、被爆国である日本の国民がそれを訴えることで、全体的な抑止は「進化」している。そこを首相自ら空洞化してしまっては、まさに「あなたはいったい、どこの国の首相なんですか」と言いたくなります。

 

 昨年、母と行った長崎の原爆資料館では、現在のところ最後の被爆地である長崎への原爆投下から始まる時計が、カウントを続けているのを見ました。広島に続く二度目の被爆地であると共に、長崎は最後の被爆地であることを、認識し直しました。 

 そこには、これからも、ここを最後の被爆地にしたいという願いが込められているのは、言うまでもありません。

 

 特攻隊で死んだ人たちも、平和を願っていました。こういうことは、自分たちで最後にしたいと思っていた人もいます。

 

 三浦瑠麗がこないだの朝生で、安倍首相が現在出来る事は、あの改憲しかもう残されていないと言っていました。民進党の緒方林太郎議員が「あの改憲案は、それまでの自衛隊の扱いは違憲だったという事なのか、違憲じゃないよという『念のため』の文面なのか」と問いかけたら、三浦瑠麗は「念のため、じゃないっすか」とニカッと笑ってすませました。

 

 個別自衛権のないまま自衛隊を海外に出して危険にさらすということに対する、「うしろめたさ」が、ここには微塵も感じられないなと、思いました。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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