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小林よしのり
2017.8.21 00:24日々の出来事

『民主主義という病い』の先見性


わしの『民主主義という病い』(幻冬舎)は難しすぎる

という評価だったが、今のトランプ政権を見ていると、

まさに『民主主義という病い』が呆れて笑ってしまうほど、

発症しているなと思う。

これじゃ、北朝鮮は悠々と核保有国になることが出来る。

 

「アングロサクソンについていけば100年安泰」という

堕落イデオロギーに嵌り、トランプに真っ先に会いに行けば、

安倍首相ホームランなどと喜んでいた「従米路線」の信者

たちは、この事態を如何に考えているのか?

 

わしはグローバリズム・弱肉強食主義を食い止めるために、

トランプやメイ首相の誕生を歓迎したが、どちらもうまくは

いっていない状況のようだ。

だが、グローバリズムに深い闇が潜むことが暴かれたことで、

彼らが失敗しても、次は単純な反動とはならないだろう。

 

なにしろナショナリズムは「国民主義」であり、民主主義の

母胎だ。

グローバリズムでは「国民国家」を否定するので、民主主義が

機能不全となる。

わしが描いた『民主主義という病い』は、今後もその先見性が

ますます証明され続けるだろう。

だが、一般国民が読めないんじゃ仕方がない。

 

アメリカや日本の政治状況を見ていると、民主主義がなぜ

こんなに機能不全になるのだろう?と疑問を持ってもいい

はずだが、実はほとんどの人が、そのような根本的な疑問も

浮かばないし、今日・明日の生活のためだけに追われて、

ものを考えないようになっているのだ。

 

それを「個の確立」がまだ出来ないと言ってみても仕方が

ない。

暮らしを守るために必死なのは、中間層が崩壊して、貧困層

が拡大する現状では、仕方がないのだ。

それでも啓蒙できるほどの本を描かねばならない。

あらゆる角度から、挑戦してみよう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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