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小林よしのり
2017.8.23 01:21政治

民進党代表選の重要さがマスコミは分かってない


民進党の代表選が盛り上がっていない。

地味だからマスコミの報道も少ない。

報道が少ないから地味になるのかもしれないが、

劣化保守&ネトウヨはこれほど満足なことはないだろう。

マスコミは打倒安倍政権で偏向報道をしていると主張して

いるんだからな。

わしから見ればマスコミは民進党の代表選を報道しない

という偏向をしているとしか見えない。

 

民進党は確かに地味だが、民進党の代表選は重要である。

安倍政権の「トリクルダウン」か、民進党の「ボトムアップ」

かという選択は、国民の将来がかかっている。

 

そもそも民主主義の要諦は「自由・平等・友愛」なのだから、

政党の理念としては「自由」に傾くか、「平等」に傾くかしか

ないだろう。

どちらに傾く方が、今の日本にとって有益なのか?

 

「自由」を強化して「新自由主義」に傾けば、弱肉強食になって、

格差が拡がる。

それはすでに実験済みで、結果として「将来不安」が増し、

競争のための活力が削がれた。

 

今度は「平等」に傾けて、社会保障を充実させ、人を育てる

方向に向かうべきだろうと、わしは思う。

「将来不安」をなくさない限り、競争のための活力を生み出す

ことはできない。

 

資本主義が停滞するのは「将来不安」が大きすぎるからである。

ケインズが言う通り、資本主義には「アニマルスピリット」が

必要である。

わしは漫画家として若い頃は「アニマルスピリット」が大きす

ぎて、挑戦に次ぐ挑戦の日々だった。

その血気は高度経済成長という将来の楽観から生まれるもの

だったとも言える。

今は「アニマルスピリット」を支えてくれる「将来の楽観」が

ない。

 

民進党の代表に、枝野がなっても、前原がなっても、

「平等」に傾けた政策を取りそうなのは喜ばしい。

「将来不安」を除去することが資本主義を活性化することに

繋がるからだ。

 

民進党に警告しておく。

第二自民党は維新の会がいる。第三自民党は小池新党だ。

民進党が第四自民党になる必要はないということを言っておく。

自民党の補完勢力はもういらない!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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