ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2017.8.24 04:22日々の出来事

ロシアが色丹島に経済特区だってよ


「朝ナマ」でわしが安倍晋三はプーチンに騙されたと言ったら、

田原氏が「騙されてない」と言う。

わしは「騙された」ともう一度言う。田原氏は「騙されてない」

と言う。子供みたいな断言の応酬だった。

 

理論を述べることはできるが、「朝ナマ」では田原氏の信念を

覆すことはできない。

基本的に国家間の問題は「対話」で解決できるという平和主義が

あるのが田原氏だ。わしはそのように考えない。

 

「朝ナマ」では多くの人が見ている前で、安倍外交は失敗して

いると、断言しておくことが大事なのだ。

田原氏も三浦瑠麗もネオウヨも安倍外交にマンセーだが、

わしはそのように見ていない。

「反安倍」だから言っているのではない。

わしは国家とは何かという常識から判断するから、安倍外交

は失敗だと断言するのだ。

イラク戦争は侵略であり、失敗すると断言したことが、

わしへの信頼に繋がっている。今回も同じことだ。

 

今朝の産経新聞で報じられたが、ロシアが色丹島を経済特区に

して、税制優遇や行政手続きの簡素化などで、企業進出を促進

する制度を作るという。

これにはロシア企業だけでなく、中国企業も参加するだろう。

 

日本は「特別な制度」を作って、日露の共同経済活動を推進する

という話だった。

まず経済から入って、北方領土返還に結び付けるという遠大な

計画だが、わしは、日露どちらかの国家の制度に属さない制度

なんか作れるはずがないと最初から思っていた。

世界はまだまだ「国家」を超越できないのだ。

 

1956年の日ソ共同宣言では、平和条約締結後に色丹島は日本側

に引き渡す約束だった。

歯舞・色丹くらい引き渡すかなという希望的観測も、今はもう

潰えている。

軍事力の背景がない外交交渉なんか、なめられて当然だ。

カネですべてが解決するわけがない。

日本は臥薪嘗胆で国力を増進しなければならないが、

いまの政治家ではまだまだ幼稚すぎて話にならない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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