ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2017.9.5 00:09日々の出来事

わしの戦法を潰す論議


ライジングの話なので「私事」だが、朝起きて泉美木蘭

さんの原稿を読んで、その凄さに驚いた。

さすがに男をよく研究している。

薄っぺらな男女平等イデオロギーなど太刀打ちできない

男女の決定的な差を見抜いている。

男に対する泉美さんの眼差しの優しさは、男の裏面を

知っているからだろうと見当はついていたが、今回の

原稿は、泉美さんの経験の奥深さを知れて感動した。

 

わしのプライベートが男尊女卑か否かという話題が

門弟や読者の間でちらほらされているが、確かに女性を

卑しむ感覚はゼロと言っていい。

そんな感覚があったら、妻も秘書もとっくに逃げ出して

いただろうから、客観的にも悟られてしまうことだ。

 

だが、女性に大切にされていない男どもが、皇統の

男系絶対などと言っている風潮があり、なんとその根拠

として、「タネと畑論」みたいな明らかな男尊女卑感覚

を持ち出している。

これを自称保守系の女性までが肯定しているという

狂った状況があるから、わしとしては「てめーら、

男尊女卑なら、わしに敵うと思ってるのか!」と、

自ら男尊女卑を誇る論法をとっていたのだ。

 

それが身内に「よしりんはプライベートの男尊女卑を

止めねばならない」と言う者が出現し、それに対して、

「よしりんは男尊女卑じゃないと思う」などと続々

否定し始める者が出てくるから、もうわしの戦法が

成り立たなくなった。

 

けれど言っておくが、わしは男女平等は明治になって

入ってきた近代のイデオロギーであって、そんなもの

信じちゃいないとだけは言っておく。

泉美さんは薄っぺらな男女平等イデオロギーに冒されて

いない。

男女の「分限」を知っているから、大した女である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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