ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2017.9.7 03:42

舌打ちが止まらない

ちっ。

この二日間、舌打ちが止まらない。

品がないとはわかっていても、

気づけば舌打ちしている。

まったく、なんてことをしてくれたんだ。

山尾志桜里議員と倉持麟太郎氏の「仲が良すぎる」報道である。

ゴー宣道場で名前を検索したんだろう、

私にもテレビ局から、私の主宰する勉強会の事務局を通して

コメント取りの依頼があった。

事務局が迷惑するからやめてほしい。

 

というか、そんなことはどうでもいい。

なんてことをしてくれたんだ、倉持クン。

君は、ひとりの有望な政治家の将来を潰した。

潰した、というのは大げさかもしれないけれど、

民進党がこれからというときに、

期待する山尾議員が幹事長に、というときに、

大きなダメージを与えたことには違いない。

彼女が民進党を離党することにでもなったら、

政治家生命そのものが危うい。
文字通り、潰したのだ。

 

倉持氏だって、彼女が有望だと思うからこそ

全身全霊でサポートしてきたんだろうし、

私たちはそのことに期待もしていた。

君のおかげもあって、天皇退位の問題では

民進党もゴー宣道場も闘うことができた。

だからこそ、女性宮家の創設の問題も、憲法改正の問題も、

志を同じくしてこれからやっていこうとしていたんじゃないの。

 

それをなんだ?

赤ワインもってホテルに行っている場合か?

 

本当に彼女を守りたいと思うなら、

細心の注意が必要なんだよ?

倉持氏は男で、山尾議員は女なんだから。

志を同じくして何かを成し遂げようと思うなら、

男女の仲になることはおろか、そう誤解されることすら

リスクなんだということを、肝に銘じろ。

君の「おとうとキャラ」は、多くの人の懐に

入り込んでいくのには大きな役割を果たすけど、

それは諸刃の剣でもある。

自分でコントロールしなきゃいけないんだよ。

男としての魅力でのし上がっていこうとするのは、

媚びを売って権力にすがりつく女と心理構造は同じだ。

まだ若いからそれしか方法を知らないのかもしれないが、

君の能力や、人としての魅力を買っている人をちゃんと見極めろ。

 

そして山尾議員も、あまりに自覚が足りない。

期待していた全員を裏切ったと言われても仕方がない。

何やってんだよ、まったく。

 

ゴタゴタが発覚した民進党はもちろん、

ゴー宣道場だって、目指すべきところから

一歩も二歩も後退した。

男と女の取るに足らない不倫騒動で。

あまりに、あまりに軽率。

本当になんてことをしてくれたんだ。

 

私たちの志を実現する、その最前線に立つはずだった

山尾議員が潰された。

その潰した張本人が、自分の仲間であったことが、

私は一番くやしい。

 

あー暴れたい。
イライラする。

今日もまた舌打ちが止まらない。

このバカったれが!!!。 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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