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高森明勅
2017.9.12 09:30

石油の全面禁輸

北朝鮮に対する制裁措置。

アメリカは石油の全面的な禁輸措置を求めていた。

しかし、国連は「上限」を設定するにとどめた。

しかも、その実態は過去12カ月の
輸出量を超過してはならない、
という事らしい。

現状維持に過ぎない。

相変わらず私邸住まいの安倍首相は、
それを「高く評価する」
とコメントしている。

ところで、わが国が大東亜戦争に踏み込まざるを
得なかった最大の理由が、
他でもない石油の全面禁輸だった。

あの時、アメリカは、
今の北朝鮮に対してさえやり切れない極限的な措置を、
無道にもわが国に仕掛けて来たのだ。

昭和天皇はそれについて、
以下のようにおっしゃっている。

「総理になった東條(英機)は…
(戦争回避策を)連日(大本営政府)
連絡会議を開いて1週間、
寝ずに研究したが、問題の重点は油であつた。
実に石油の輸入禁止は日本を
窮地に追(おい)込んだものである。
かくなつた以上は、万一の僥(ぎょう)コウに期しても、
戦つた方が良いといふ考(かんがえ)が決定的になつたのは
自然の勢(いきおい)と云はねばならぬ」(
『独白録』)と。

又、かのダグラス・マッカーサーも。

「彼ら(日本)が戦争に飛び込んでいった動機は、
大部
分が安全保障の必要に迫られてのことだった」
1951年5月3日、米国議会上院軍事外交合同委員会)と。

日本人が忘れてはならない史実だ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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