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高森明勅
2017.12.13 22:00

真の「改憲」とは?

ただ憲法の条文の字ヅラを変えれば「改正」だと
思っている人達がいる。

それにひたすら反対するのが護憲派。

それだけをひたすら求めるのが改憲派。

両者は一見、対立しているようでいて、
字ヅラだけに拘っている点で、
見事に一致している。

しかし、憲法を改正したり、護ったりする「目的」は何か。

改憲派なら日本の自主独立。

護憲派なら平和と民主主義を守ること。

だったら、自主独立に繋がらない改憲なら、百回やっても無意味。

平和と民主主義を保障しないどころか、
逆にそれを危うくする憲法を、そのまま後生大事に
「護持」
して何になる。

安倍首相が目指す自衛隊“加憲”は、
戦力未満の実力組織を憲法に書き込んで、
字ヅラは「改正」
されても、対米従属を固定化するだけ。

そんな憲法改正は全く無意味。

どころか、自主独立の断念を意味する。

それらと正反対に、平和と民主主義を守り、
日本の自主独立を可能にするのが、
立憲的改憲だ。

護憲派も改憲派も、真に自らの“目的”に忠実ならば、
立憲的改憲の旗のもとに結集せよ!

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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