わが国の憲法を巡って長年、
護憲vs改憲の対立が続いて来た。
護憲派は平和と民主主義、
リベラルな価値を守る事を目指す。
改憲派は日本の自主独立、
ナショナルな価値を取り戻そうとする。
しかし、日本の自主独立を事実上、
断念してでも“改憲”
堕落した「改憲」論が現れた。
自衛隊を「戦力」未満のまま
憲法に書き込もうという提案。
安倍首相が唱える自衛隊加憲論だ。
一方、今の憲法のままでは、
守り抜けない事が明らかになった。
その現実を踏まえて、
平和と民主主義、リベラルな価値を守る為に
必要な改憲に踏み出す意見が出てきた。
しかも、
対米依存=従属にピリオドを打ち、
民主主義も十全に機能しない。
だから、
リベラルな価値の追及とナショナルな価値の回復は、
それらをトータルに引き受けようとするのが、
かくて、
1番目の選択肢は、
憲法典の字ヅラだけを教条主義的に守ろうとする、
思考停止型の護憲。
2番目は、
武力行使のルール化にも無頓着な、
3番目は、
ナショナルな価値すら投げ捨てる自衛隊加
4番目は、
旧来の護憲派の価値観を継承しつつ、
取り戻そうとする立憲的改憲
国民は、これらの選択肢から、どれを選ぶのか。