ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2018.1.6 00:47日々の出来事

あてどない夢想


よしりん企画は今日が仕事始めだ。

去年いっぱいで制作した単行本が2冊、『新堕落論』と

『よしりん辻説法』が発売されないと、次の仕事に

本格的に取り組めない感覚になる。

 

時浦がブログに書いていたので、あらためて知ったが、

わしの読者の主力は30代、40代らしい。

確かに「ゴー宣道場」の参加者もその世代が多数だ。

 

『おぼっちゃまくん』の読者がちょうどその世代で、

『ゴーマニズム宣言』の読者の主力もその世代だろう。

『東大一直線』の読者が50代以上にいるはずで、

『戦争論』はヒットした当時、10代後半から90

まで読者を拡げたから、今は20代後半から上の世代

には、わしの漫画を読んだことがある人がいるという

ことになる。

 

問題は今の1020代なのだが、そこを読者にするには、

少年漫画誌にフィクションを描くしかない。

60代のわしが10代に向けて漫画を描くのは、感性から

いっても難しいだろうし、体力的にも難しいだろう。

子供向けの漫画も描きたいと野望は持っているが、

実は商売になるかどうかが怪しいのだ。

 

重大な問題は、1020代がもう雑誌を買わなくなって

いることだ。

彼らはマンガも情報もスマホで取得している。

雑誌を買う世代の下限が30代くらいになっているのだ。

ちょうどわしの読者の主力、3040代までが雑誌を

買う下限だということになる。

 

一番雑誌を買う世代は60代以上で、いずれ現世から

退出していくので、あと20年描くつもりのわしは、

かなり有利な立場にいる作家である。

わしが80代で描いているときは、読者は5060代で、

社長ばっかりである。

子供に浸透するには、漫画ではなくて、わし自身が露出

して「ひふみん」になればいいではないか!

・・・なんてことを夢想していた正月だった。

 

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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