ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2018.1.17 02:48日々の出来事

無知は断じて勇気ではない!


無知を擁護する奴らがやっぱり出てきた。

30代後半で憲法9条も知らないとなると、小学生以下である。

それなら議論の進行を妨げてはならない。

謙虚に聞きながら、議論の流れで把握すればいいし、

最後まで分からなければ帰宅して、すぐ勉強すればいい。

わしは「朝ナマ」に出るときはそうしてきた。

無知は恥である。

無知を誇ってはいけないし、無知のまま尊大に話す態度を

勇気などと褒めてはいけない。

 

「ゴー宣道場」には小学生から、中高校生も来る。

彼らは学校で教えてもらえないことを知りたくて来るのだ。

たまたま『ゴーマニズム宣言』を読んで、知識に目覚めた

少年少女が「ゴー宣道場」にやってくる。

これこそ勇気である。

中には質疑応答の時間で、挙手して質問してくる子がいる。

恐るべき勇気だ。

 

わしはこのような知識欲に溢れた少年少女には、全力で

説明する。

天皇制についてだろうと、安全保障についてだろうと、

わしは徹底的に分かりやすく説明する。

ただし、そのやり取りは質疑応答の時間にやるもので、

大人の議論の途中にやるものではない。

 

「ゴー宣道場」にやってくる少年少女は、難しい議論の

最中でも居眠りせずに「聞いているふり」をしている。

そこがえらい!

じっと聞いているふりをしていれば、何かのはずみに

分かってしまう瞬間が来ることがあるし、どうしても

疑問なところは質疑応答の時間に訊ねればいいのだ。

 

昔、『戦争論』をテーマに「朝ナマ」で議論が行われた

ときには、大島渚から「商売のために描いてる」と、

ものすごく激怒された。

野坂昭如には、「どこかで小林よしのりに会ったら、

ぶん殴ってやる」とテレビで公言されたものだ。

当時の大人たちは恐かった。

それこそ人生賭けて言論している大人ばかりだったので、

無知なままではいられなかった。

そういう先輩たちがわしを鍛え上げてくれたのだ。

 

今は本当にダメだ。わしが厳しくしようとしても、

すぐ擁護するアマアマの大人がいる。

わしの『民主主義という病い』を読めばいい。

民主主義が堕落してくると、大人をなめた無知な若者が

出現し、若者に媚びる大人が続出して、国を危うくする

ということが分かるだろう。

古代ギリシャの直接民主政の時代から繰り返された

現象なのだ。

無知は恥である。罪でもある。

だからわしは今でも本を読み、勉強をし続ける。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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