ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2018.1.24 01:59日々の出来事

「実力」って何なんだ?


わしは法律が苦手である。

法律用語で語られると途端に頭に入って来ない。

法律というものが血の通っていない無味乾燥な文章に

感じられて、必死で頭に叩き込みながら読むしかない。

それは苦しい読書なのだ。

 

憲法92項の政府見解では、自衛隊は「戦力」に

至らざる「自衛のための必要最小限度の実力」らしい。

「実力」?

ここでもう不愉快になる。

なんの「実力」なの?となってしまう。

 

侵略されたときに、敵国の軍隊から国民を守る「実力」?

でもその場合は敵の軍隊と戦わなければならないぞ。

敵の軍隊と同等か、それ以上の「戦力」を持っていないと、

侵略軍を食い止め、押し戻すことなんか出来るわけがない!

これは絶対の真実だろう。

 

敵軍より「戦う実力」があるのなら、それは「戦力」

じゃねーか!

「実力」とは、「戦う実力」のことだろうが!

なのに「戦力に至らざる」って何だ?

敵の軍隊より強くなければならないのに、

「戦力に至らざる」組織では困るんだよ。

 

憲法92項では「陸海空軍その他の戦力は、これを

保持しない」と書いてある。

どう考えてもこれっておかしいぜ!

 

安倍加憲で「前条の下に自衛隊を保持する」と書いた

ところで、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない

のだが、自衛隊を保持する」となっちゃうから、

「自衛隊は戦力じゃないのか?」とわしは問い続ける。

 

政府が「戦力じゃなくて実力です」と言い続けたら、

わしは「軍隊と戦う実力なら戦力じゃねーか!やっぱり

憲法違反じゃねーかよ!」と言い返してしまうのだ。

 

「戦力未満の実力」なんて、なんでこんな馬鹿馬鹿しい

詭弁に慣れなきゃいけないんだろう?

「自分をあざむく実力」がわしには全くない!

 

素人の常識から見れば、こう言うしかない。

さあ、24日の「ゴー宣道場」には玄人の憲法学者が

やってきてくれる。

玄人の意見が聞けるんだぞ!聞いてみたくないか?

わしは聞いてみたい。

法学部でもなかったから、憲法学者の意見をしっかり

聞いたことがないんだ。

ものすごく興味津々である。

 

今日が応募締め切りだ!

駒村圭吾教授が、ズバリ「憲法9条の命運」を語って

くれる。

生で表情を見て、生で聞いてみて、質問もできるんだぞ。

焦って応募しろ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

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第93回 令和2年 11/8 SUN
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テーマ: 「愛子皇太子の可能性」

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