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笹幸恵
2018.1.25 15:38

「軍トリ」のススメ

現在アップされている「軍トリ」

今回は“船乗り”だった陸軍兵士について

ご紹介しています。

船乗りといやー海軍と相場は決まっておる。


多くの人はそう思うはず。

私もずっとそう思っていました。

 

が、あれはペリリュー戦について調べていたときです。

知人から「ペリリューにいた陸軍の人がいるよ」と

聞いて、大阪まで取材に伺いました。

ペリリューにいた陸軍サンといえば、

水戸の歩兵第2連隊か、高崎の歩兵第15連隊。

あるいはそれとは別に独立混成部隊がいたので

そこに所属していた方かもしれない。

ところが実際にお会いしたら、そのどれでもないと言う。

「あれれ? ペリリューにいらしたんですよね?」

「そうや」(←バリバリの関西弁。北関東出身じゃ・・・?)
「陸軍ですよね?」

「そうや」

「歩兵部隊じゃないんですか」

「わしは舟漕いでたんや。船舶の輸送兵」

「はあ? でも陸軍ですよね?」
「そうや」

どうにも話がかみ合わない。

自分の勉強不足を叱られても仕方のない状況でしたが、

この方は丁寧に自分の任務を説明してくださいました。

いわく、当時としては珍しく自動車の免許を持っていたので、

運転兵として食糧の輸送などをしていたとのこと。

で、そのうち配属替えになって、独工の舟艇隊になったという。

ドッコー?

シュウテイ???

だ、だめだ・・・。知らない単語が多すぎる。

 

というわけで、取材後、あれこれ調べ始めたところ、

ドッコーとは独立工兵連隊のことで、

のちの船舶工兵、つまり舟艇(大発など)の漕艇を専門とする
“船乗り”だったんですね。

その後も機会あるごとに船舶兵について調べていましたが、

この陸軍の“船乗り”、戦史にはほとんど載っていないけれど

じつはものすごーーーく奥が深い。

最終的には、工兵の一分科として正式に「船舶兵」ってのが

誕生しています。

そして陸軍では、海軍顔負けの船舶部隊を持っていたのでした。

どんな部隊だったか。


ちょっとビックリしますよ。


続きはどうぞ「軍トリ」
絵文字:ハート


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笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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