ゴー宣ネット道場

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笹幸恵
2018.1.27 14:18

良質な特集番組、ありがとうございました

TBS「報道特集」拝見しました。

9条3項加憲派、護憲派、そしてゴー宣道場が掲げる

立憲的改憲、最後に木村草太氏のコメント、

膳場さんが「憲法は9条のみならず幅広い論点が必要」と

おっしゃっていましたが、それが伝わってくる内容でした。

 

そもそも加憲派の言い分がよくわかりませんでした。

自衛隊を憲法に明記しても、

「自衛隊がどう変わるのかわからない」と言うし、

そうかと思えば「自衛隊のあり方は変わらない」と言うし。

どっちやねん。

っていうか、そこを考えなきゃいけないのに、

結局よくわかっていないまま主張しているのではないか。

「自衛隊の誇りや名誉を取り戻すことができる」という

じつにファジーな観念があるだけだ。

木村草太氏が指摘するように、これまで合憲としてきた政権与党が、

何を思ったか「違憲かもしれない」「だから明記を」と言うこと自体

本当ならムチャクチャな話。

また憲法は歴史的な出来事や明確な政策目標があって

変えられてきたもので、今の改憲論議にはそれがない。

後世の人々には「オリンピックがあったから」としか説明できない。

そのご指摘も、なるほど至極納得です。
それって、あまりにもマヌケすぎる。

 

一方の護憲派は、徴兵制への恐怖を語ったり、

9条が変われば解釈が変わると言っていた。

いや、もうとっくに変わっているんですってば。

9条を1ミリも変えず、1文字も変えず、

なぜか日本は集団的自衛権が行使できるようになっている。

9条の精神を守ろうと言っている間に、

あなた方が最も嫌う方向にこの国は進んでいっているんですよ!?

思わずテレビ画面に話しかけてしまいそうになりました。

 

他方、山尾議員の理路整然としたコメント絵文字:キラキラ

知的誠実さを持ち合わせている人、

色眼鏡だけで世の中を見ない人なら、
加憲派、護憲派のどちらにも共通する思考停止状態に

ハッと気づいてくれると思うんだけどなあ。

ゴー宣道場の参加者の方々もアップで映っていて
びっくりしました絵文字:冷や汗
(あのときのカメラワーク、この絵ヅラかあ・・・と思いながら見ちゃいました)

 

「報道特集」、見ごたえがありました。
良質な特集をありがとうございました。

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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