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高森明勅
2018.2.19 22:00

2つの新聞記事

新しい天皇の皇位継承に伴って最初に行われる儀礼が
「剣璽(
けんじ)等承継の儀」。

これについての2つの新聞記事を比べてみよう。

「天皇の印『御璽(ぎょじ)』、国の印章『国璽(こくじ)』
などを継承する」
(産経新聞)

「皇位のしるしとされる神器などを引き継ぐ」(朝日新聞)

前者は、皇位の“しるし”である神器の「剣璽(宝剣と神璽)」
を「など」と脇役扱い。

何故か、儀礼名では「等」と略されている御璽と国璽を、
メインに説明。

後者は、どうか。

神器」つまり剣璽をメインにする。

どちらの説明が妥当か。

儀礼の名前を見るだけで誰でも分かる。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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