ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2018.3.1 22:00

ゴー宣道場に参加下さる憲法学者に敬意

私の周囲からよくこんな声を聞く。

ゴー宣道場によく一流の憲法学者が何人も参加してくれますね」と。

よほど珍しい出来事と思っているようだ。

それも無理はない。

学者の世界では、ごく一握りの「確信犯」を除き、左右を問わず、
思想的・政治的に強いメッセージ性を孕む行事には、積極的に参加
しないのが普通だろう(学会や大学、公的機関、
新聞社等の催しなら
ともかく)。

まして「小林よしのり」という知名度が高く“刺激的”な名前が
出てくれば、
腰が引けて敬遠したくなるのは当たり前。

もしご本人が小林氏の愛読者や理解者であっても、
一般に流布している「虚像」の巨大さを、慎重に考慮せざるを
得ないからだ。

しかも、憲法論議がこれから高まろうとしているタイミングを
考えると、「
憲法」学者としてはますます参加を控える事になろう。

それでも勇気を奮って、リスクを覚悟で参加して下さるのは
勿論、山尾志桜里衆院議員の登壇が大きくプラスに作用している
とはいえ
)、道場での議論の「公的」な意義をきちんと理解して下さ
っての事だろう。

既に登壇を約束下さっている先生方には改めて敬意を表したい。

更に、憲法学者の人選から参加の交渉までを一手
に引き受けて、
献身的に努力してくれている倉持麟太郎弁護士の情熱にも、
深い感謝の念を捧げる。

この点は、道場の他の師範が束になっても敵(かな)わない貢献だ。

彼の“縁の下の力持ち”的な努力がなければ、立憲的改憲への
我々の取り組みは、
遥かにみすぼらしいレベルにとどまらざるを
得ないはずだ。

思えば、昨年のご譲位を可能にする特例法も、
もし彼がいなかったら
一体、どういう形になっていたか。
身近な友人ながら(又、思わぬ
騒動もあったが)、
客観的かつ公正に評価しておく必要があるだろう。


高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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