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高森明勅
2018.3.4 22:00

保守の遺言

郵便受けに書籍小包が届いていた。

開けてみると、中身は故・西部邁氏の新刊『保守の遺言』
(平凡社新書)。

娘の智子(さとこ)さんを相手に口述筆記した最後の著書。

著者のプロフィールには
「2018年1月21日に自裁を遂げる。
本書が絶筆となる」とある。
あとがきの日付は「
平成30年1月15日」。

亡くなる1週間前だ。

締め括りに以下のようにある。

自分の娘智子に口述筆記の謝辞を述べるのは
これで2回目と思うが
(この前に『保守の真髄』講談社現代新書
がある=引用者)、
3回目は断じてないので安心してくれといって
おく。

なお自分の息子一明夫婦をはじめとして、
昔同じ屋根の下で暮らした
兄正孝の夫婦、妹倫子の夫婦、
亡妹容子の夫そして妹千鶴子の夫婦、
西部むつ子の皆さんにも、
さらに亡妻の姉、弟、妹たちにも、僕流の
生き方としての死に方』に同意はおろか理解もしてもらえないと
わきまえつつも、
このあとがきの場を借りてグッドバイそしてグッド
ラックといわせ
ていただきたい」と。

「謹呈  著者」との短冊が挟んであった。

西部先生が亡くなる前に担当者に渡した贈呈先名簿の中に、
私も加えて戴いていたのだろう。

心して拝読しよう。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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