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高森明勅
2018.3.17 22:00

剣璽等承継の儀には男性皇族だけ?

皇太子殿下のご即位に伴って最初に行われる儀式が
剣璽等承継の儀」。

今上陛下の時(昭和64年1月7日)に供奉(ぐぶ)した
皇族は男性だけだった。

これは旧「登極令」附式(明治42年)の
規定(親王・王に限定)を踏襲した為。

政府はこれを、皇位継承資格を持つ皇族に限った、と説明した。

だが、そうした「限定」を設ける根拠は薄弱だ。

古い男尊女卑の感覚を残した形と言わざるを得ない。

にも拘らず、来年5月1日に行われる儀式でも、
その形のままだとか。

同儀は皇位継承の事実を改めて銘記し、
その厳粛さを実感できる貴重な場面。

なのに、新しい天皇をお支えする、
皇后をはじめ全ての女性皇族を、
ことさら排除するのは
奇妙ではないか。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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