ゴー宣ネット道場

BLOGブログ
小林よしのり
2018.4.11 07:37日々の出来事

職業倫理を持たぬ人たち


文芸春秋5月号に「自殺・財務省職員父親の手記」という

記事が載っている。

「息子は改ざんを許せなかった」とあるので、これを読み

たくて買った。

 

ところがこの記事に対して遺族が抗議しているというのだ。

この手記を父親が書いていないと言っている。

父親は文春記者に息子を亡くした思いを話したが、「手記」

として載るとは聞いていなかったという。

 

なんだよ、それは。

インタビューに答えたものを「手記」として載せていい

のかよ。

ライターが「盛って」書いてる可能性もあるから、信憑性

に疑問が生まれるじゃないか。

月刊文春も週刊文春も、「手記」と題された文章の信憑性

はかなり疑わしい。

 

「手記」の方が生々しく感じるから売れるのだろうが、

「手記」じゃないものを「手記」としてまとめると、

インタビューよりライターが操作できるので危険である。

 

最近のライターのレベルは酷くて、インタビューにせよ、

対談・鼎談のまとめにせよ、すごくヘタクソで、テープ

起こしのまんまだったりする。

あとで修正に手間がかかるから、わしはインタビューにも

対談にもできれば応じたくない。

文章化されるときに、全然納得できないのだ。

みんな職業倫理というものを持ってないんだろうな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

第90回

第90回 令和2年 7/12 SUN
14:00

テーマ: 「コロナの正体」

INFORMATIONお知らせ