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高森明勅
2018.5.10 22:00

「天皇」に始まり「天皇」に終わる憲法

日本国憲法の出自は大変不幸。

そんな憲法でも「天皇」は極めて重視している。

これまでも指摘して来たように、第1章(!)に
「天皇」の規定を一括して置いている。

憲法全体の構成を見ると、
天皇→戦争放棄→国民の権利と義務→
国会→内閣→
司法→財政→地方自治→改正→最高法規→
補則という配列。

明らかに優先順位に配慮した並べ方だ。

「天皇」は最優先されている。

更に第1条は以下の通り。

「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、
この地位は、
主権の存する日本国民の総意に基く」憲法の本文は
「天皇」
という語から始まっている。

しかも天皇は、“唯一”の「日本国の象徴」かつ
「日本国民統合の象徴」という至高(!)
の地位にあり、
その地位は「主権の存する日本国民の総意に基く」
として、
憲法上、最も堅固で確実な基盤に立脚する、と定める。

では締め括りはどうか。

補則を除外すると、第10章「最高法規」が最後に置かれている。

同章の最後は99条。

その条文は以下の通り。

「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、
この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」
これも「天皇」から始まる。

日本国憲法はまさに(第1条の)「天皇」に始まり(第99条の)
「天皇」に終わる。

しかも99条の中身を見ると、
やはり天皇が極めて重視しされているのが、
改めてよく分かる。

憲法は統治する側のルールを定め、
統治の在り方を規制し、
その制限の範囲内で正統化する
(つまり“制限”規範=“授権”
規範である)のが、その“主たる”意義だ。

だから日本国憲法では、「国民」の憲法尊重擁護「義務」
には言及していない。

“統治する側”こそ「憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」のだ。

その“統治する側”の真っ先(!)に
「天皇又は(
その全面的かつ半永久的な代行者である)摂政」
が“名指し”
されている。

これは、憲法が予想する「国家統治」において、
天皇が最も重要な地位を占める事実を示す。

その一方、“三権の長”はどうか。

首相も衆参両院議長も最高裁長官も
国務大臣、国会議員、裁判官」と一括されているに過ぎない
つまり“名指し”無し)。

扱い方が全く異なる。

憲法を語る場合、こうした基礎的な事実を見逃してはならない。

なお同条には、“天皇又は摂政”及び“国務大臣…
その他の公務員”とあるので、
前者と後者が憲法上、
別のカテゴリーに属しているのも、
明らかだ。

念のため。

____________________________

「憲法は国民のものではないのか?

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「八重洲博多ビル」
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『博多駅』より徒歩5分です。

毎回、会場の場所が分からず迷われる方が、多くいらっしゃいます。

八重洲博多ビルのHPにて、場所をよくご確認の上、ご来場下さい絵文字:重要
(HP掲載の、駅から会場までの地図を印刷し、持参されることをオススメします )

詳しくは、 “ こちら ” でどうぞ。

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自民党の憲法改正推進本部にも影響を与えている、

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テーマは「憲法は国民のものではないのか?」
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長谷部恭男や木村草太のように、護憲派に担がれ、真の

「立憲主義」を喪失し、サーカスのような解釈で禄をはむ

者こそ憲法学者、という欺瞞に嵌らない憲法学者をわしは

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自由民権運動の立役者・玄洋社の地に、九州全域から、

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明治の自由民権運動以来の「回復の民権」が再開する。

「草の根の新憲法創設」に関われ!

君たちも民権闘士の一人だ!

当日、道場の入場料は、お一人様1000円です。


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皆様からの多数のご応募、お待ちしております絵文字:重要絵文字:晴れ


高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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