ゴー宣ネット道場

BLOGブログ
泉美木蘭
2015.1.24 07:55

朝日新聞「悩みのるつぼ」に岡田斗司夫が!


今朝、朝日新聞を読んでいたら、土曜版別刷beの
『悩みのるつぼ』というコーナーに、

「回答者 岡田斗司夫」

という文字があり、思わず二度見しました。
寄せられたお悩みは、19歳の女子大生からで、

友達が、私の発言や、私の写っている写真を許可なしに
ツイッターに載せることに悩んでいる。
やめて欲しいと
言っても『楽しかったから載せただけ』と
取り合ってくれない。ノリが悪いと思われるばかり…。
でも、もし私の写真が合成などされてポルノサイトに
載ったらと思うと腹が立って仕方がない……

といった内容。な、なんだあ!?
この悩みに、この回答者。
「ニセ写真と言いましょう」
「入院しましょう」
の2パターンしか思いつかないんだけど……。


騒動が起きる前に書かれた原稿なんだろうけど、
あまりにもタイムリーすぎるこの質問に対して、斗司夫センセイ、
何故かハリウッドセレブのパパラッチ対策について語りはじめる。

曰く、セレブはプライバシーを守るために、
海はプライベートビーチ、レストランは貸し切りなど、
大変な出費をしている。
その事情を察するから、セレブは、その友人たちから
プライバシーを守られているのだ、と。

「知られたくない権利」を行使するには、
周囲の人から『この人ならしかたない』という
評価と
納得が不可欠なんですよ」

え、えぇ!? 
そ、そうか、これが瞠目の“道徳B(処世術)”!
写真を載せられたくなければ、カネを見せつけて、
納得させなければならないのか。
さすが、評価経済社会論。
でも、社内通貨フリラ」も岡田債権の個人通貨「トシオ」も
ビーチ買えないし、レストランも借りられないよ・・・どうしよう!

しかし、さすが斗司夫センセイ、相手は女子大生。
そこは考えてくれました。

「『知られたくない権利』を行使できるのは、
一部の
特権階級だけです。
カネやコネ、友達に納得して
もらえる理由、
大義名分を『持てる者』だけが、
『知られたくない権利』を行使できます」

つ、つまり、
「平民・貧民はあきらめろ」とおっしゃるか!

そして続く“道徳B”に、私は震撼する。

「私からの助言は一つだけ。
ぜひツイッターをはじめてください」

えっ?

「友人があなたの写真をアップしたら、すぐに
『写真、イヤなんだ。ごめんね。削除してくれる?』
とお願いしてみましょう」

だ、だから、そうお願いしても、こちらの気持ちを察してもらえず、
腹が立ち、葛藤しているというのが悩み
なんですけど・・・。
しかし、ここから炸裂する道徳Bがすごい。
つまり、その友達にだけ直接お願いしたり、会って言ったり
するからダメなのだと。
こういう時は、自分もツイッター上に“本人降臨”し、

「衆人環視の下で『私の写真を消して』とお願いされたら、
それを断る方が悪者になるからです」

「あなたの『知られたくない権利』を、思いきってみんなに
訴えましょう」

「ネットは広大です。あなたの『知られたくない権利』を
守ってくれる仲間は、きっとネットで見つかります」


ぐはあっ……。
“道徳B”に打ちのめされて、涙で記事がにじむ。
岡田斗司夫が言っていることは、つまり、


金と権力がないなら、ネット社会に参戦し、
衆人環視のもとで友達を「悪者」と吊るし上げ、
どこの誰かもわからないネット上のゲス野郎達を
味方につけて、バッシングの嵐に晒し、
被害者ヅラして自分のプライバシーを守れ!


ということなんでございますね。
19歳の女子大生をネトウヨまがいのゲスに仕立てて…
その友達は傷ついてメンヘラになってしまうかもしれない。
なんだか、最終的には斗司夫センセイがその友達を回収して
得してそう…。はあぁぁ……。これが悪の経典。

だめよ、だめだめーっ。こんな先生に騙されたら。
19歳女子大生のあなた、いますぐ新聞破って捨てて!

そして斗司夫センセイは語る。

「ネット社会では『秘匿』はコストが高くて不利です。
逆に『何を公開するか』が武器になります」

うむ。
『秘匿しておきたかったキス写真』が流出して、
たしかにものすごいコストを支払うことになったしなあ・・・。
だから思い切ってニコ生で、他の彼女の存在やら
80人の性奴隷の存在まで公開して『武器』にしようとしたら、
今度は『秘匿しておきたかった実名リスト』が流出して、
ますます凄まじい返り血を浴びてコスト増大するばかりだよなあ・・・。


はあ・・・。ツイッターやめても新聞紙面から追ってくる、
チキンペテンの岡田斗司夫ワールド。

入院してんだか、自宅にこもってるんだか知らないけど、
いま私の脳裏には、皆の前に現れる時のために、
必死でダイエットしてゲッソリ痩せようとしている
姿が思い浮かんでしょうがない。
泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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