ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2015.5.15 09:09

それって殺人ドローンじゃないの?


なんでそんなに空から撮りたいのか……。
先日の生放送で、
世界のドローン市場が1000億ドル=12兆円規模になっているそうだ
と話しましたが、記事の読み違いがあり、正しくは
「今後10年間で1000億ドル=12兆円規模を突破見込み」(ロイター)
でした。

なかでもシェアをぐんぐん広げてトップを走るのは中国企業で、
官邸ドローンも、中国製品。
日本も「日の丸ドローンを飛ばせ!」と躍起になって追従中。
ネパール地震の被災地では、現状把握や不明者捜索のために
ドローンがこんなに大活躍しました、という記事がきらきら踊っている。

アメリカが、民間用ドローン免許制など、運用規制の策定に
手こずって伸び悩んでいるため、その隙にガンガン市場を開拓して
しまえ、という流れがあるようだ。
アメリカ、戦争用ドローンはガンガン運用しているのになあ。。

そのアメリカが、今度発売するのが、
「飛ぶカメラ Lily」
という製品らしい。
手のひらに乗るサイズの円盤から4つのプロペラが飛び出し、
本体には、ニッコリ笑った目がデザインされて、
「キュートでしょ、ドローンだけど」感が押し出されている。

が、性能がぜんぜんキュートじゃない。

空中に放り投げると、スイッチを持っている人間を自動追尾して、
自動的に動画や写真を撮影、会話を録音もするというもので、
なんと最高時速40kmで追跡可能
追い抜いて、前から撮ることもできるそうだ。

「自転車やスキーなどのスポーツも、追いついて撮影してくれます!」
「しかも、防水性が高くて安心!」と。

時速40kmでぶっ飛んできて、
自転車でも、スキーでも自動追跡・撮影・録音する
ドローン!?

その自動追跡スイッチをポケットに入れられたら、
どうなっちゃうんだよ・・・。

いよいよ、日常の場面で、ドローン死者の出る日が来たと、
背筋が寒くなった。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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