ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2016.1.13 07:10

テレビを賑わすのはお年寄りばかり

昨夜、世界の衝撃映像を紹介するテレビ番組を見ていたら、
「日本のありえない家」の家主として登場する一般人が、
ほぼ全員、70代から80代のお年寄りだった。
出てくる家もすごかったが、年齢層の高さと、出てくるお年寄りの
頑丈さのほうがすごかった。

家を鉄骨で21メートルの空中に浮かせ、専用エレベーターに
乗って出入りしているという人は83歳だったし、

家のなかに電源装置を大量に作り、スイッチを押すと、
玄関のドアや、網戸が開閉したり、
床がパカッと開いてトイレがせり上がってきたり、掘り炬燵の底に
足湯が流れ込んできたりする「手作りオートマチック・ハウス」の
製作者&住人もかなりのお年寄り。

外壁が、びっくりしたおじさんの顔面にデザインされている建物に
住む家主も、

10年かけて大木の枝の上に手作りの小屋を建てて、秘密基地
生活を楽しんでいる男性も、相当な、そして頑丈なお年寄り。
木の上の秘密基地に住む男性は、週末になると友達を呼んで
ホームパーティーをしているそうだけど、その面子がまた、
見事に年齢層が高かった。

ニュースを見ていても、
92歳の女が高校生をひき逃げとか、
80代の男が68歳の女性をひき逃げとか、
93歳の夫が、老人ホームで一緒に暮らしていた93歳の妻を絞殺して
逮捕されたとか、かなりの高齢者による事件が目立つ。

きのうは、75歳の男が、自作の演歌CDのジャケットとチラシを
ちらつかせて、「持ち歌が売れる」「北島三郎先生と仲良しだ」と騙り、
80代の女性から金をだまし取ったとして逮捕されていた。
そのジャケットのデザインと、自作の演歌の
「家族ほど 素晴らしいものはない♪」
という一文からはじまる歌詞がとことん間抜けだったので、
思わず笑ってしまったんだけど、

そんな年齢にまで達しても、まだこんな込み入ったことを考えて
人を騙してばかりいるセコイ老人がいるのか、と思うとため息がでた。

これからますます、やっかいな老人が爆発的に目立つようになるんだろう。
外見も言動も、むかしイメージしてた「老人」よりも全然若い・・・というか、
成熟していない人が多くて驚いてしまう。
なんだか自分の老後もイメージできなくなってきた。
50代には野宮真貴を目指し、
60代には桃井かおりを目指し、
70代以降は樹木希林として君臨したいと思ってたんですけど。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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