ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2016.3.12 06:27

コピーライターに憧れる・・・

先日、売れっ子コピーライターのプレゼンに同席したのだけど、
目に入るなりすぐに意味が脳に浸透して、かつ印象と記憶に残る短文を
ポンポコ生み出せる才能って、ほんと羨ましいなあ。

自分は、もうとにかく土石流、火砕流並みの言葉数で押しに押し切って、
場外乱闘に持ち込んでパイプ椅子で会議テーブル叩き割って、指切って
縫って痛かったという過程を全部書きたいタイプなので、
『広告コピー』という、夜空のど真ん中にドーンと炸裂して輝く4尺玉のような
一文にはつくづく憧れちゃう。

もちろん、一文と言っても一発で「それいいね!」と満場一致に至るわけでは
なくて、まずは広告したい内容、ターゲット層の言語感覚のレベルなどを確認して、
その後、いろんな角度から一案ずつ、合計15案ほどプレゼンするのだけど、
そもそもが広告のプロによる発表だから、プレゼンそのものが面白くて、
最後のコピー案が出終わった時には、完全にその人のファンになっていた。
言語感覚だけではだめで、『今』を的確に拾い上げる能力が、仕上がりを左右
する仕事でもあるんだな、と感じた。

広告コピーと言えば、ファッションビルLUMINEが季節ごとに掲出する広告が
けっこう好きだ。
コピーライターの尾形真理子さんと、写真家の蜷川実花さんのコンビなんだけど
毎回、微妙な女心を、絶妙に表現していて、うまいなあと思う。

『運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる』 (LUMINE 2014秋)

これ、あまりにも絶妙でしょ!
女はみんな、この一文にぶんぶん頷いちゃう。
次の広告も楽しみ。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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