ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2016.5.4 05:00

それ、ネットでなく、人の顔見て言える?

今号のライジングを読みながら、
あの「被災地に生理用品が必要だ!」という激烈に異常な騒ぎ、
ほんと、一体なんだったんだと思う。

男女平等のイデオロギーの人は確かにいるけど、
同時に、大部分の人は、ネット病でもあるんじゃないかなあ。
あんな、生理を振りかざした血まみれの抗議、
果たして、老若男女が一堂に会し、お互いに顔を見せて対面する
現実の場で
、そっくりそのままやれるのかなあと思うんですよね。
できる? 普通はできないんじゃない?
話してるうちに、聞き手の視線をひしひしと受けて、
「あっ、私、いま、ブサイクなこと言ってしまってるかも・・・」
という羞恥心を感じて、言えなくなるんじゃないかなあ。
それって、男尊女卑ではなく、至って正常なコミュニケーションの
結果だと思うし、だからこそ、その羞恥心は察し合いましょうよと、
最初から言っている人が、なぜか責められるという。

しかもまた、「被災地における生理用品問題!」という、
数々のデマが、
すごくネット的なセンスだと感じるんですよね。
『テレビで言えない◎◎!』『大手メディアが伝えない◎◎!』
みたいな、
刺激を与えてクリック数を伸ばすための常套句と
同じニオイがする。

この手の煽りっていっぱいあるし、その煽りに飲まれて、
ネットや、本来クローズドな場でしか言えないようなことを、
公共の議論と勘違いする病気がどんどんひどくなってると思う。

また『トンデモ見聞録』でも書いてみようかな。
泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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