(さ・・・ささ・・・さささ・・・さささん・・・笹さんに・・・)
(テレパシーを・・・送っています・・・)
(よしりん企画の・・・長期休暇が明ければ・・・)
(すぐに・・・動画の撮影が・・・あります・・・)
(次回の・・・淑女我報・・・なに・・・をテー・・・)
(マに・・・話しましょうか・・・)
以上、笹さんへのテレパシーでした。
子供のころ、エスパー魔美に憧れすぎた『エスパー期』があって、
魔美がテレポーテーションしながら町内の屋根の上を飛び移って
いくシーンに憧れて、あの、仁丹が飛び出すハート形のブローチが
欲しくてたまらず、でも買ってもらえないので、
それっぽい母親の髪留めや、父親のギターのピックを持ち出しては、
ビーズと一緒に指でつまんで、自分のこめかみに弾いてみたりして
いたなあ。
ティッシュの箱に向かって、かなり本気で
(ティッシュよこっちへ来い、こっちへ・・・来ーーーい)と
念じたりもした。
エスパー魔美ってお父さんが有名画家で、中学生である魔美が、
全裸でモデルをやっているシーンがたびたびアニメのなかに
あったんだよね。
交渉して、バイト代として1000円受け取ったりして。
あんな設定、今じゃ絶対にムリ。
再放送もできなさそうだよね。
こどもの私はなんとも思わずに見ていたけど、
そういや、一緒に食卓を囲んでテレビを見ていた父親は、
どんな気持ちでいたんだろな。
アニメ番組になると、バサッと朝日新聞広げてたっけ。
団欒とは、大人の気まずさを孕むものだったと、
大人になってから気づくという。
エスパー期後は、すぐ、『光GENJI期』が訪れて、
ローラースケートなんて絶対に買ってもらえなかったので、
両足の裏に輪ゴムでそろばんをくくりつけて、部屋を滑ってました。
サポーター代わりに、両ひざにサロンパス貼ってさ。
板間ならけっこうズルズルいけたよ。
そろばんで足が前へ送られて、すぐ脱げてしまうんだけど。
手に入らなければ、創意工夫でなんだって乗り越えてきたぜ。