ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2016.5.26 07:15

いまの庶民に値上げなんてムリムリ。

ユニクロが、値上げに失敗。
今年の秋冬物からもう一度、低価格路線にもどすそうだ。
平成26年から5%、10%とじりじり上げていったものの、
呼応するように客離れが起きた、と。
今期の最終利益予想は前年期45%ダウンらしい。

わかるなあ。
ユニクロで靴下や肌着を買うことあるけど、
安いと思ってまとめてカゴに入れて、いざレジで清算すると案外高くて、
(あれー、こんなに買ってしまったのか・・・)
と、財布を開きながらすごく後悔したことが。
4000円ぐらいで済むという感覚だったものが、6000円超えてた、
という程度のことなんだけどね。
それでもやっぱりみんな同じような体感があって、「高いよね」という
イメージがついて、それ以来、近寄らなくなったな。
それだけ価格に対する強い着目がある、という意味でもある。

デザインが毎度単調で、飽きられているという意見もあったけど、
企画がどうでも、お金があればみんなもっと買うはず。
衣類は、低価格のものでも大事に長く使って、あまり新たな買い物を
しないように・・・というのがエンゲル係数の上昇にも表れていた。
中途半端な値上げをされると、もう
日本には受け入れられる層が
いないというのが実態なんだろうと思う。

牛丼の吉野家だって、これ以上は値下げができないから、
50円安い「豚丼」を復活させている。
さらに、夕方になると、『吉呑み』という赤提灯が軒先にぶら下がって、
350円のビールと100円のお新香だけで晩酌している人もいる。
なかには、サービスで置いてある食べ放題の紅しょうがをつまみに
飲むという人もいて、これでよく店が成立しているなあと思う。
賃金なんて上げられないのが目で見てわかるよ・・・。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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