ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2016.8.4 05:15

シン・ゴジラの感想書くけど

『シン・ゴジラ』観てきたので感想書くけど。
ネタバレだから
いちおう行数あけますね。
                           



                               
                           
私にはいまいちだった。

シン・ゴジラって、「東宝のゴジラ」というより、
「風の谷のナウシカの巨神兵」のほうがイメージ近いのかな?

最初は、地震が起きて、津波が川を遡上して、首都が破壊されていく!
そしてついに恐れていた原発大事故が!
愚かな人間どもよ、お前たちがあまりにも愚かを積み重ねてきたから、
ゴジラもとうとう、ここまで凄い「シン・ゴジラ」になってしまったぞー!

・・・というのを暗示しているのかなあと思って見てたんだけど、
放射光線や火焔を猛烈に吐きながら都心を焼き尽くすシーンの
映像のセンスが、なんだか深夜のオタク向けアニメのにおいがして、
私にはちょっとついていけなかった。
ラストで、凍結したゴジラのしっぽの先から、人間みたいなエイリアン
っぽいのがいっぱい飛び出ていたのも、完全にそっちのセンスで、
自分の想像してたゴジラとはずいぶん世界が違うなあと思えた。

政治家たちの立ち振る舞いには、緊迫感がなかった。
あんな大惨劇のさなかに、あそこまで杓子定規な会議をやれるかなあ。
それに、日本がどれだけアメリカに頭が上がらず、
そして、閣僚たちはいかに保身と責任の所在に敏感なのかという
「現状説明」をするセリフが多すぎて、ほとんど市民演説を聞かされて
いるような感覚になって、疲れてしまった。

おかげで、ヤシオリ作戦を率いる主人公の矢口のセリフも、
やたらと「国民のために」「都民の命を」を連発しているように思えて、
まるで選挙演説みたい。どうも白けてしまった。

軍事マニアの人にはたまらないのかもしれないね。
私でも、ほー、戦車ってこんな動きができるのかあと思ったから。

ただ、ゴジラがいくら暴れまわっても、ぜんぜん快感がなかった。
私にとっては、そこがけっこう致命的に楽しみを損なわれた部分かも。

石原さとみの役は、なんかいろいろ間違ってしまったんだな・・・
としか思えない。
『シン・ゴジラ』の悪口を書くと怒る人たちがネット上にはいるらしいけど、
あれだけは、笑っちゃったって人、いるでしょ! 正直に言いなさい!
American で Very 流暢な English を Speaking するあのCharacter
については、今後、積極的にモノマネとして取り入れていきたいと思う。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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