ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2016.12.12 13:17

三浦瑠麗さんありがとうございました

昨日のゴー宣道場、三浦瑠麗さんにゲストでお越しいただき、
その登場の余韻は、私の知るこれまでの道場のなかでも最大級だった
のではと思います。
控え室にいらしたとき、まずは、「うわあ、やっぱり綺麗な方だなあ」と
思いました。
テレビでのご発言や、著作の内容は、知識不足の私にとっては難しく、
圧倒されているところが多かったのですが、お話をうかがっていくと、
あくまでも「女性」として、またご自分の立ち位置からブレることないご意見
を次々と聞かせてくださいました。

雅子妃殿下をめぐる諸問題に対する印象なども、目の前に見えるものを
まずはご自分の感覚で受け取られているところが好印象で、
三浦さんが言うところの「インスタントラーメンみたいな保守」の女性、
つまり、男系男子論コピペ女性たちとはやはり違う、やわらかい想像力を
お持ちの方なのだなと感じました。

大学の学費無償化に対する疑義を呈された場面では、
やはり、生活困窮状態を経験した私にとっては、「それは一理あるとは思う
けど、でも・・・」という感覚になりました。
多様な職種があり、職業に貴賤はありませんし、手に職を持ってうまく
やっていける人はいると思いますが、やはり泥水をすするような思いをして
子供を育てている友人の姿や、その子供たちがどのような精神状態なのか
などを思うと、なかなかきつい「正論」になってしまうのではないかな・・・と。
「手に職をつけて独立しよう!」という文句で、やりがいの搾取をするような
ブラック企業も横行する昨今です。

ほかにも、ブログに感想として書くよりも、あの場で、意見として三浦さんに
言えれば、もっと議論が面白く深まったかもしれないと思うことがあるのですが、
入っていけない私の力不足もあって、反省しています。

学費や貧困層の教育の問題、子供の貧困問題、生活保護についてなどは、
また道場で議論することがあってもよいと思います。
やはり、社会的弱者に対する目線をどこまで深く広く持っているか、理解できて
いるかという感覚は、皇室問題ともつながってくるところがあるように思います。

最後に、三浦さんから英語が飛び出して、
「ああ、ポリコレについて一本ライジングで書くほど勉強しといてよかったあ!」
と思ったこと、そして、別の知らない英語が飛び出して、話についていけなく
なりかけて、このあと話を振られたらどうしようと思うあまり、笹さんから目を
そらしていた時間があったことを告白しておきます・・・・。

しかし、今回の余韻は、やはり本当に「上陸」「襲来」だったかも??

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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