ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2016.12.15 05:41

恣意的な退位を目論む現政権を許すな!

今売りの週刊新潮に「天皇陛下お誕生日会見に戦々恐々の人々」
という記事が載っている。
今年7月のNHKによるスクープ「生前退位のご意向」の以前から、
現在に至るまで、陛下が官邸サイドと水面下でいかに激しく戦って
こられた
かが窺える記事だ。

結局、有識者会議は、官邸の意向を汲んだ結論を出すことを最初から
決めて開かれたものであり、ただただ“専門家っぽい人”を集めて、
好き勝手なことを言わせるだけというくだらないパフォーマンスだった。
「陛下の意向など汲みたくない」
「陛下のために煩雑な法改正などやりたくない」
というブータレ文句を発表するだけというひどい内容である。

陛下はあらゆる手段を講じて、皇室の将来のためにメッセージを発して
おられるが、なかでも学習院のご学友、明石元紹氏には、直接
お電話を
されて、

「長い歴史を振り返れば天皇が途中で代わった例はいくらでもある、
たとえ生きているうちに自分が譲位してもビックリするようなこと
ではないんだ」
「摂政は感心しない」

とおっしゃっている。
明石氏はこのお言葉を、8月8日のビデオメッセージ発表2日前に
官邸に報告されているが、官邸は完全に突っぱねている。
ひどいのは、菅官房長官だ。

「いろんなことを言う人がいるけれど、結局、自分が陛下と親しい
ってことを言いたいだけなんだ」

明石氏は、そのような下衆な私心や自己アピールのために動かれた
のではないだろう。
そもそも、明石氏は、陛下との私的な会話を公開
するつもりがないから
こそ、直接、官邸へと報告に向かったのだ。
しかし、官邸がまったく陛下の意向を汲まない方向へ動くから、
やむにやまれず、取材に応じて、内容を公表されたのである。

麻生太郎氏などは、

「陛下とのやりとりを世の中に広めるのはやめてほしい」

とまで言っている。

広めるのはやめてほしい?
それはなぜか?
自分たちが、陛下に叛逆しているからだ。
「うるさい陛下だ」
「こんなに物を言う陛下は、一代限りの特措法で退位させよう」
と考えているからだ。
多くの国民の気持ちが陛下に寄り添っている、この現状がますます
強化され、自分たちの思惑通りに進まなくなるのが困るのだろう。
完全に、悪人の感性である。

「恣意的な退位」がどうのこうのと屁理屈をこねくりまわして
皇室典範改正を阻もうとしているが、
現実に、恣意的に今上陛下を退位させようとしているのは、
現政権の
ほうなのだ!

陛下は、やはりこの様子をつぶさにご覧になっておられ、
2回目のヒアリングが終わった頃から、いたくご気分を害されている
という。新聞やテレビで報じられる会議の内容に触れては、ご不満を
募らせておられる、と。

陛下は、官邸の権力者たちのように、自分の私心が叶わないからという
理由で気分を害されているのではない。
皇室の未来、日本の未来を崩壊させようとする私利私欲の人間たちに
よる公害に対して、怒りをお持ちになっているのだ。

12月23日の天皇誕生日において、陛下のおことばが発せられる。
記者団からの質問は
「8月8日に陛下から国民に向けたおことばがありましたが、
この1年をどう振り返られますか」

安倍首相はじめ、官邸の人間は「何を言い出すのか」と戦々恐々して
いるという。
天皇陛下は、ただでは済まされないはずだ。
有識者会議の面々、官邸の面々がいかに悪辣なものなのかが、
明らかになるだろう。
泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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