ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2017.7.16 15:35

頑丈な祖母

昼間ずっとクーラーの効いた事務所で仕事していたら、
夕方になって具合が悪くなってきて、こめかみが圧迫されるような
不快な頭痛がまだつづいている。
自分の部屋にいるときは「29℃の弱冷房」か「除湿モード」しか
使ってないから体が合わないんだな。
快適な室温って大事だよね。
「夏は24℃だ!」みたいな人とは付き合えないもん。
もしも私が婚活するなら、年収とか趣味とかのほかに「室温設定」
を知りたいよね。

ところで。
森友学園問題が噴出していたころ、
うちの実家では、92歳の祖母が自転車でイオンへ行く途中、車に
ひかれて大腿骨を骨折して入院してしまっていたんだけど、
無事に退院して落ち着き、また一人暮らしをはじめた。
92歳で大腿骨が折れても無事に退院できるって、頑丈すぎる。
救急車で運ばれたときは、病院の先生が
「じ、自転車に乗ってたんかいな!?」
と驚愕してたらしい。

一般的には「高齢者が足を骨折して入院」って、もうそのまま…
っていうイメージがあるけど、うちの祖母の場合、85歳ぐらいの時
にも自転車で転んで大腿骨を折って、でも復活して、その後グアム
だかサイパンだかでサングラスかけてバナナボートに乗って記念写真
撮って返ってきたという経歴があるんだよね。

前回のときは、「こんなとこにおったらボケるわ!」と言い出して、
勝手に退院(脱走)して自宅でお茶を飲んでいるところを発見され
たんだけど、今回もやっぱり脱走して大変だった。
「同部屋が寝込んだ年寄りばっかりで辛気臭い」
って文句たらたらだったらしい。

手術後、まだ回復できるかどうかわからなくて、車椅子になるかも
しれないねと話していた時期は、さすがに不安になったらしくて、
「安倍昭恵さんがお見舞いにやってきたで!」
と言い出したりした。いよいよボケたのでは…と思ったんだけども、
それも入院中の不安な一時期のみで、すっかりシャキシャキしている
ようだから、よかった。
もちろん、自分の足ですたすた歩いている。

退院するときは、「自転車で帰る!」と言いだした。
さすがにそれは許可しなかったみたいだけど、そのうち乗り回すん
じゃないだろか。
母親が、たびたび買い物へ連れて行くんだけど、冷蔵庫をのぞくと、
それ以外に勝手にあちこち一人で買い出しに出ているようだ。

「殺しても死なない人っているよな…たぶん、干支がもう一周する
とおもうわ…」

母のコメント。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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