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泉美木蘭
2018.6.23 23:33日々の出来事

責了! 責了!

新宿二丁目本「AiLARA 『ナジャ』と『アイララ』の半世紀」(7月7日発売)、ようやっと責了紙を完成させて、編集長に引き渡してきた。

深夜まで店の奥でこつこつ赤字を入れていたら、酒乱で著名なO氏がやってきて、いつものようにしつこくまとわりついてくるので、平常時なら「ハイハイ~」って流すんだけど、こっちは寝てなくてカリカリしてるし、あまりに頭にきたので蹴りを入れて追い出してしまった。

そうしたら、O氏は、驚いたのか、それともそれがなんだか良かったのか、その場に土下座して
「女王陛下、大変申し訳ござりませぬ!」
とか言いながら頭を下げていた。呂律がまわってなかったから、きっと忘れてるだろうけど。


酒乱の相手をするには、ひとつには、場馴れして、他人に“期待”するという心を一切捨てた境地と、そして、しっかりとした睡眠時間に支えられた穏やかな精神状態、この両方が必要不可欠なのだ。


O氏ってあちこちで酒乱を咎められて、出禁になったり、喧嘩してぶっ飛ばされたりしてるんだよね。いつだったか、近所の店のドアにオシッコひっかけて、店主に股間ひきちぎられそうになっていた。
もう飲める店がほとんどなくなってるから、教育的指導はするけど、なんだかんだ「あれはもう、しょうがないのよ」の一言で抱擁する雰囲気ができている。歴代スタッフのほぼ全員が、一度はO氏のこと殴ってるけど。

なんだかこの数日、テレビも新聞もあまり目を通す時間がなくて、浦島太郎状態だ。赤ペンとカカオ72%のチョコレートだけが私の友達だった。

写真左は、1974年の『ユリイカ』臨時増刊号(青土社)。
表紙は、女性ポートレート界の巨匠・沢渡朔さんが若き日に撮った『少女アリス』。
沢渡さんのインタビューももちろんあるし、一緒に戦後の写真界を牽引してきた大学からの親友・篠山紀信さんが語る沢渡さんの話も面白いよ。お楽しみに。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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