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高森明勅
2018.7.2 07:00その他ニュース

「学会」と「学界」

一般の人たちが混同し易い言葉に

「学会」と学界」がある。
 
どちらも訓(よ)み方は同じ。
 
ガッカイと訓む。
 
しかし別の言葉だ。
 
学会は、学者が集まって作った学術研究の為の
具体的な団体。
独自の会則を持ち、事務所を構え、研究会などを開催し、
学術誌を定期的に刊行しているのが普通だ。
 
例えば私が今、所属しているのは
神道宗教学会(会誌は『神道宗教』)、
神道史学会(会誌は『神道史研究』)、
古事記学会(会誌は『古事記年報』)、
国史学会(会誌は『国史学』)など。
 
これに対し、学界は学者(学問)の世界。
憲法学界なら憲法学者(憲法学)の世界ということ。
別に会則も事務所もない。
憲法学界の中で、それぞれの憲法学者が
様々な学会を作ったり、それに加わったりしている
(そうした様々な学会の1つに「憲法学会」という
学会もあるので、少し紛らわししいが)。
 
たわいない知識ながら、
案外、混同されているようなので念の為。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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