普段ドラマなんて見ないのに、ふわっと横になりながらなんとなくテレビをつけたら『限界団地』という深夜ドラマをやっていて、佐野史郎が「冬彦さん」以来の超絶な怖さを発揮しているもんだから、つい最後まで見てしまった。
あの能面のような顔はすごい才能だと思う。
アイララ本、Amazon経由の発送にずいぶん時間がかかっていたみたいだ。読んだ人の感想がとても楽しいです。小林先生も買っていただいて本当にありがたいです。
角川清子さんのブログで、アイララ本・番外編のような写真が公開されていた。写真をよく見たら、カバー絵が壁にかかっていて、やっぱりあの絵で正解だったんだなと改めて思った。
新宿を知らない、その時代を知らない人にも楽しんでもらえる本にしようと努力したけど、うまくいっているかなあ、どうだろう…。
巻頭のカラー口絵に、四谷シモンさんの初期の名作人形「未来と過去のイヴ」シリーズの一体を掲載したのだけど、あまりにスケジュールがきつきつで、なかなか時間がとれず、結局、入稿する日の朝に撮影したものだ。
全部で12体あると聞いているのだけど、かつてシモンドールの写真集を撮っている篠山紀信さんが「僕も持っているけど、沢渡朔さんの持っている子が一番顔がいいから」と教えて下さった。
掲載したのは正面右からの写真なんだけど、逆側から撮ってみた写真は、まるで「男性」だったみたい。シモンさんが女装している写真と見比べてみたら、やっぱりシモンドールは、シモンさんご自身なんだなとつくづく思った。
昔、あの人形にタモリさんが扮したコント、テレビでやってたよ。
本を書くにあたってビデオで見たんだけど、今のお笑いには全然ない感じの超濃厚な面白さ。トークあり、コントあり、歌あり、ダンスあり、マジな芝居あり、バラエティ番組ってこんなに密度が濃くて全力だったんだな。
四谷シモンさん(左)と「未来と過去のイヴ」に扮したタモリさん(右)