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笹幸恵
2018.9.8 12:37日々の出来事

地震リスクを忘れるな?

「電力インフラが直撃を受けた」
昨日の読売新聞の社説の見出しである。

自然災害に対するインフラの脆弱さが
浮き彫りになったとして、今回の
北海道地震の様々な被害を取り上げている。
で、長時間にわたって大規模停電に陥ったのは、
道内の電力供給のほぼ半数を担う
苫東厚真火力発電所が緊急停止したのが発端、と。

そしてこう続ける。

「東日本大震災後に停止された柏原子力発電所の3基が
稼働すれば、供給力は200万キロワットを超える。
原発が稼働していないことで、電力の安定供給が
疎かになっている現状を直視すべきだ

なんだ、結局は産経と同じ主張か。

ところが、次の見出しがこれだよ。

「地震リスクを忘れるな」

活断層が見つかっていない場所での巨大地震は
想定外だったこと、6月の大阪北部地震も含めて
国内のどこでも地震リスクがあることに触れ、こう結んでいる。

「災害列島に住んでいる現実を忘れてはならない」

おいおい、原発が停止していることを批判しておいて、
地震リスクを忘れるな?
災害列島に住んでいる現実を忘れるな?

忘れているのはどっちじゃーーーーいッ。

社説を書いた方よ、
東日本大震災を忘れるな。



笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院在学中。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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