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高森明勅
2018.9.15 18:31皇室

深く感謝

9月14日、天皇・皇后両陛下には、
7月の西日本豪雨の被災地へのお見舞いとして、
岡山県にお出まし戴いた。
 
目的地は倉敷市。
 
わが郷里だ。
 
深く深く感謝申し上げる。
 
倉敷は元々、災害とは殆ど縁の無い地域だった。
 
この度のような深刻な災害に襲われ、
こうした形で陛下の行幸を仰ぐことになろうとは、
夢にも思わなかった。
 
私の母や弟らが住んでいる場所は、
堤防が決壊した真備町からは離れている。
 
それでも皆、夜中に近くの商業施設の屋上に避難して、
そこで一晩過ごしたそうだ。
 
年老いた母親にはかなり辛い一夜だっただろう。
 
陛下のご日程は以下の通り。
 
〔午前〕
東京から飛行機で岡山県へご移動。
〔午後〕
岡山空港から自衛隊ヘリで倉敷市へご移動。
倉敷市真備総合公園体育館で、岡山県知事より
被災状況などをお聴き取りになる。
同体育館で被災者を丁寧にお見舞い下さった。
更に、災害対応に尽力した人々をもお労(ねぎら)い
になった。
 
倉敷市から再び自衛隊ヘリで岡山空港へご移動。
 
上空から倉敷市真備町と総社市の被災状況を
ご視察になる。
 
岡山空港で岡山県知事と県警本部長とご懇談。
岡山県から飛行機でご帰京。
 
〔夜〕
この日は金曜日で閣議があったので、
御所で内閣から届けられた上奏書類をご決裁になる
ご執務。
法的には天皇陛下の最も重大なお仕事だ。
陛下のご負担はいかばかりか。
 
今のところ、同じく被害が大きかった
広島県と愛媛県には20日にお出ましのご予定とか。
まことにお優しいお心づかい。
 
だが、1日で両県を続けてご訪問になり、
しかも日帰りという日程の組み方は、
ご高齢の陛下に余りにも過酷なスケジュールでは
あるまいか。
 
ご譲位を控え、側近の方達には、
くれぐれも陛下に過大なご負担がのし掛かる事が
無いように、十分な対応をお願いしたい。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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