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トッキー
2018.12.12 11:36ゴー宣道場

そこまで来ている、末期的世界

ゴー宣道場門弟からの、道場感想をご紹介します!

 



一部の感想

 小林先生が定義された4象限マトリクスは、個人的に確として支持できる政党が存在しないモヤモヤしていた部分が非常にクリアになり、思考を深めやすくなりました。
 そういう意味では「新自由主義的国体の維持」としての移民賛成の与党と、「就労の自由・移動の自由を含めた人権保護」の観点から移民を反対できないという消極的賛成の野党は根っこの部分でなんら変わりがないというのは非常にショックでした。
 結局は憲法9条問題と同じで、選択肢があるようで無いという政治的閉塞感の謎が解けたような思いです。

 また、山尾先生が仰られた「人権を守るために国家を作った」という概念は、確か王権神授説に連なって、「民衆が自分たちの保護を願って社会契約として王を確立した」という絶対王政を正当化するための古典的社会契約論が元の理論のはずですので、それを強弁されるのは少し危険に感じました。少々倒錯されているかなと。。

 また人権という概念は、王が王権を正当化することに対抗して、人民には国家を成立させている一員としての権利を持つ、という日本的に言えば「御恩と奉公」的な関係性がベースのはずですので、その辺りについてもご質問させて頂ければよかったかな、と後悔しています。

 憲法についても、西洋キリスト教的教えの「完全な存在は神だけであり、人間はどこまでいっても不完全である」ということをベースにした、「権力は不完全な存在である人間が行使する以上、法律で縛らないと必ずいつかは腐敗、暴走する」ということが憲法生成の基本的コンセプトであって、東洋の神仙思想、儒教思想をベースとした人治主義的政治、統治思想が染み付いた日本には立憲主義というものがまだまだ理解されづらいのではないかというところもいつか聞いてみたいと思いました。

 2部について
 細かなデータ類を一つ一つ提示出来なくて恐縮ですが、移民に対しての日本の就労環境が他国に比べて(最低賃金、セーフティーネット等)そこまで良くないという現状と、一人っ子政策の帰結として中国がこれから日本を上回る規模での少子高齢化が進む予定であることから考えても、移民の是非は別にしても単純に日本は移民の獲得競争にすら勝てなくなるでのはないかと思います。
 例えばカナダなどでは日本円で8,000万円程度のお金があれば永住権が取得できるため、中国のアッパークラスがこぞって移住をしているのですが、単純な労働力としてではなく、お金を直接国に落として貰える層の受け入れを拡大した方がまだ長い目で見た時に国のためになるのではないかなと思ったりもします。

 また、移民によってブルーカラー(少々差別的な表現ですが)の仕事が無くなるということに世の中の圧倒的な数の日本人ホワイトカラーは冷淡に考えているのかもしれませんが、AIの進歩により、3メガ銀行は今後数年で行員の3分の1を削減、ソフトバンクなどのIT系企業も当然ながら人員削減を掲げています。
 過去の判例の積み重ね、比較検討によって判決を下す裁判官や、それこそ倉持先生の弁護士なんて仕事もそのうちAIにとって変わってもおかしくありません。
 日本は正直、移民問題より先にホワイトカラーが仕事を失い、失職したホワイトカラーがブルーカラーの仕事を中国や韓国その他が受け入れなかった移民と奪い合うという末期的世界がすぐそこまで来ていると自覚した方が良いと思います。

※追記:
 水道事業の民営化については、「コンセッション方式」というものが採用される予定です。
 参入した民間企業はサービスを売るだけで、災害や経年劣化によるインフラ整備・復旧は全て地方自治体が責任を負わないといけないという最悪な契約です。
 国民は業者に高い水を買わされる上に、水道インフラ維持目的で自治体からは税金を吸い上げられることになるのです。これであればインフラ込み込みの完全民営化の方がまだマシです
 民間業者、権力者間だけのWin-Winです。懐が傷むのは国民だけです。
 献金を受け取る政治家だけでなく、官僚が反対しないのも、税金を取る口実が増えるからです。誰も国民のことなんざ考えちゃおりません。

 


 

人権を守るために作られた国家なんかないし、人権を守る建前にしている国でも、向かう先は人権軽視・無視の末期的世界…まずこの現実を直視しないと、何も始まらないと思います。

トッキー

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