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高森明勅
2019.1.3 18:58皇室

平成最後の新年一般参賀

1月2日、平成最後の新年一般参賀。

約15万4800人もの人々が詰めかけたようだ。

勿論、平成で最多。

その為、天皇陛下のお気持ちで、
当初お出ましは5回の予定だったのを2回増やして、
7回も国民の祝賀にお応えになった。

長くお風邪を召しておられ、
前日は、早朝の「四方拝(しほうはい)」
をはじめ国事行為の新年祝賀の儀など、
行事が立て込んでいた。

外国大使夫妻らの祝賀を
お受けになっている最中に、
陛下が大きくお身体を揺らして、
よろけられるハプニングもあった。

恐らくご疲労のせいだろう。

だから私は、2日のご体調が心配でならなかった。
にも拘らず、6回に増やされた後にも
まだ多くの国民が残っている様子をご覧になって、
更にもう1回お出まし下さった。

いかにも陛下らしい、
ご自身のご負担を顧みない、
国民への温かい思いやりだ。

こうした急な変更があったので、
気の早い一部メディアがそれをフォローできず、
「予定外の“6”回のお出ましで、平成最多の1“4”万5千人
の参賀」と誤報していた。

各地から参賀に訪れた人達は、
メディアの取材に対して口々に、
天皇陛下への感謝の気持ちを述べていた。

この日の皇居の光景こそ、
陛下が30年の歳月を掛けて「全身全霊」で
築き上げて来られた、
人々に寄り添う“能動的”な「象徴天皇」像が、
いかに多くの国民に感謝をもって
受け入れられ
ているかを、
揺るぎなく証(あか)し
立てているだろう。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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