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高森明勅
2019.1.14 15:28皇室

早速、新天皇の政治利用?

こんな記事を読んだ。
「『正式に決まるまでは非公表にしていただきたい』
首相の安倍晋三は、記者団が姿を消すやいなや、
あわててトランプ大統領にくぎを刺した。
昨年11月30日の日米首脳会談のひと幕。
トランプが記者団を前に、
『日本に招待され、天皇の素晴らしい行事を
心待ちにしている』
…こう述べた直後のことである。
…実現すれば、5月1日に即位する新天皇が、
最初に会う外国人はトランプということになる。
もちろん、(6月末の)G20でもトランプは
改めて来日するから、米国大統領としては
極めて異例の、短期間での連続訪日ということになる。
…安倍にしてみれば『新しい時代』の幕開けを
経済や外交の好循環につなげたい。
そこでまずは日米関係をさらに強固にするため、
『新天皇との接見』を材料に、トランプを2度、
日本に招こうとしているのだ。
だが、これは皇室の政治利用ととられかねない、
危うい側面を持つ」(赤坂太郎氏)
これでは、
安倍首相がトランプ大統領の歓心を買う為に、
あろう事か新天皇に“接待役”を押し付けるに等しい。
極めて不愉快だ。
画像:Evan El-Amin / Shutterstock.com
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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