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高森明勅
2019.1.23 19:13政治

北方領土「4島」は諦めたのか?

安倍首相が日露平和条約に前のめり。
 
従来は領土返還の“為に
”平和条約も考慮するという順序だった。
 
それが安倍氏の場合、完全に逆転している。
 
アメリカが次第に頼りにならなくなりつつある
情勢下で、「中国の脅威に対抗する為」だとか。
 
だが、それならなおさら、
ロシアのような信頼できない国を頼るべきではない。
 
同国のこれまでのやり口を見ると、
中国に劣らぬ“食わせ物”と考えるのが
健全な判断力ではないのか。
 
真に中国の脅威に対抗しようとするなら、
わが国はどうすべきか。
 
アメリカだけでは不安だから
ロシアにも頼ろうとするのではなく、
まず日本自身が揺るぎない国防体制を
打ち立てる覚悟を固めるのが先決ではないのか
(勿論、真っ当な憲法改正も含めて!)。
 
にも拘らず、
これまでの日本政府の“譲れない一線”であるはずの
 
「北方4島が日本に帰属する事実を日露両国が
確認した“後に”平和条約を締結する」
 
という基本方針を取り下げて迄、
条約締結を急ごうとしている。
 
しかも国民には、表向き
「これまでの方針に変更はない」と言い続けながら。
 
「移民政策は取らない」と言いながら
(中身がスカスカで政令・省令任せの)
入管法改正を急いだのと同じ手口だ。
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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