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高森明勅
2019.3.21 07:00皇統問題

立憲民主党全議員勉強会

3月19日、
立憲民主党の皇位の安定的継承に
向けたキックオフの「全議員勉強会」。
 
そこで1時間ほど
レクチャーする機会を与えられた。
光栄だ。
 
質疑応答の手前迄はメディアにも公開。
だから内容を特に隠す必要はないだろう。
取り敢えず、私が用意したレジュメの目次だけを
掲げておく(“→”の後が本論だが省略)。
 
皇位の安定的継承のために
1退位特例法の達成と課題
(1)達成→
(2)課題→
2皇室存続の不安定化の背景
(1)偶然的要因→
(2)政治的要因→
(3)構造的要因→
3皇位継承の安定化に向けて
(1)旧宮家系男性が新たに皇籍を取得
できるようにする案→
(2)女性宮家を創設する案→
(3)皇位継承資格の見直し→
以上。
 
メディア関係者が退席した後の
質疑応答では、何人も質問して下さった。
このテーマへの熱意の表れだろう。
有難い。
 
質問者の中には、
菅(かん)直人元首相もおられた。
会場には辻元清美議員の顔も見えたが、
質問はなかった。
 
同党の議員以外では、
衆議院法制局長のT氏も参加されていた。
後からわざわざご挨拶戴いたのは恐縮。
 
18日には菅(すが)官房長官が
政府の立場から、新天皇ご即位後、
速やかな検討の開始を明言した。
 
「そんなに時間を待たないで」と。
その翌日に国会の立場から、
野党第1党が私を招いて
このような取り組みを開始。
 
いよいよ、皇位の安定的継承に向けた、
政府・国会の本格的な取り組みが動き出すのか。
 
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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