ゴー宣DOJO

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トッキー
2019.4.26 10:48新刊情報

負の歴史として刻むべき、退位を阻止しようとした者たち

SPA! 4月30日・5月7日合併号掲載
ゴーマニズム宣言
『退位を阻止しようとした者たち』
感想をご紹介します!

 


 

「SPA!」「ゴー宣」第44章を読みました。

政府が「有識者会議」を立ち上げた時は、そこに極端な意見の者を入れて、
いかにも国論が二分されているかのような印象を与えて、
お得意のポピュリズムで、政権のごく少数派に過ぎないコアなノイジーマイノリティの主張を取り入れよう、
としている意図が見え見えでした。

こういう連中が、かつては美智子様(現・皇后陛下)に心無いバッシングを浴びせて来たのだし、
今、眞子様や佳子様や小室圭氏にバッシングを浴びせているのだと思います。
ニセの尊皇心を振り回す奴らの心根は、天皇制を無くそうと躍起になる極左と変わりありません。
一万歩譲って、自分の思想はどうであれ、相手に対する思いやりを無くしてはならないと思います。
まず、天皇陛下や皇族の方々が、私達一般国民のような自由を持っていない、というところを慮るのが当たり前です。

明治に始まったものに過ぎないのに「伝統」扱いされている「因習」にも要注意ですね。
相撲の女人禁制とかもそうですし。

人が人生を賭けて成して来たものを、バッシングで否定されるというのは、とてつもなく惨い事だと思います。
ましてや、天皇陛下は、宮内庁の関係者を通してしか、批判のお気持ちを伝える術がないのです。
そして、宮内庁長官も、政権の勝手な人事で、政権の都合のいい人物に挿げ替えられてしまうような現状です。
自分の「レガシー」とやらの為に、一体どれだけの人達を利用し、踏み躙ってきたのでしょうか。

退位実現に向けての、ゴー宣道場から発進した当時の民進党、山尾志桜里議員、野田佳彦議員、馬淵澄夫議員、
そして自民党の大森理森衆院議長の働きは、改めて歴史に残る素晴らしい活躍だったと思います。
小林先生が突破口を開くべく模索する中で協力してくれた議員の活躍も、有難いことでした。

安倍首相も政府の有識者会議も、ただただ、陛下のご心痛を増やして、邪魔ばかりしていただけです。
その中にいた知識人(櫻井よしこ、大原康男、笠原英彦、今谷明、渡部昇一、八木秀次、石原信雄、高橋和之、園部逸夫)と、
安倍首相にこの汚いやり口を入れ知恵した亀井静香の名前は、
負の歴史として刻むべきだと思います。

富岡幸一郎氏のように、彼らは考えを改めることが今後あるのでしょうか?
既に鬼籍に入ってしまっている人は、もうどうしようもないとして、
意固地なまま自らの生を終えていくのってどうだろう、と思ってしまいます。

そして、逆賊と戦って成果を残した人達のことも、埋もれさせずに、
歴史に刻んでいくべきだと思います。
トンビが油揚げかっさらっていくみたいに、安倍首相の手柄に勝手にしてしまって、
ノホホンとしていていい訳はありません。

自民党内で協力してくれた大森理森氏のような本当の意味での尊皇の議員が、もっと自民党にも増えて欲しいですし、
野党も、当時の山尾氏や野田氏や馬淵氏のような、気骨のある議員が、もっと増えて欲しいです。
社会党化するだけの野党には、未来は無いと思います。
(皿うどんさん)

 


 

今朝の産経新聞に、東大名誉教授・小堀桂一郎が、ヌケヌケとこう書いています。

「新元号が予想を超える好評を以て国民に迎へられ、新帝陛下の御治世を祝福してゐる観があるのは慶ばしい限りである。御在位中の御代替りといふ難しい事態を適切に処理しつつある安倍晋三首相の采配ぶりに先づは拍手を送るのには吝かではない」

何度でも言うが、安倍晋三は、退位を阻止しようとしていたのだ!!
しかも、その頃、小堀もこう言っていたのだ!!

「(天皇は)国家元首として在位して頂くだけで、国家にとって十分の意味を有する存在なのである。」
「天皇の生前御退位を可とする如き前例を今敢えて作る事は、事実上の国体の破壊に繋がるのではないかとの危惧は深刻である。」
(産経新聞2016.7.16)

恥というものを、知らないのでしょうか?

トッキー

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