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高森明勅
2019.5.19 07:00皇室

天皇陛下の靖国神社ご参拝

天皇陛下は靖国神社に参拝されたことがある。
と言えば、驚く人もいるだろう。
だが事実だ。

昭和44年12月11日、まだ学習院初等科にご在学で、
皇太子にもなっておられなかった時代。

浩宮(ひろのみや)徳仁(なるひと)
親王(しんのう)殿下として参拝された。
今から50年前。
つまり靖国神社ご創建百年の節目の年だった。
この年には、昭和天皇・香淳皇后が10月20日に、
上皇・上皇后両陛下が12月9日に、
それぞれお出ましになった。

皇位の継承に連なる三代の方々がこの年、
お揃いで靖国神社に祀られる英霊に礼を尽くして下さったのだ。
それから半世紀。

ご創建百五十年の大切な節目を迎えた今年。
陛下のお出ましの“前提”となる、首相の参拝さえ滞っている。
どころか、閣僚すら“誰も”靖国神社に近づかない有り様。
第1次安倍政権の時に参拝出来なかったのは「痛恨の極み」
と言い切った安倍首相も、今や靖国神社など眼中にないかのようだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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